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スーパー戦隊総決戦

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第三話 戻ってみるとその八

「江原走輔、ゴーオンレッド」
「香坂連、ゴーオンブルー」
「楼蘭早輝、ゴーオンイエロー」
「城範人、ゴーオングリーン」
「石原軍平、ゴーオンブラック」
「須塔大翔、ゴーオンゴールド」
「須塔美羽、ゴーオンシルバー」
 この七人だった。そうして。
「俺達がゴーオンジャー」
「そうか、わかった」
 暁はそこまで聞いて頷いた。こうして名乗り合いは終わった。
「君達はゴーオンジャーだな」
「それでこの連中は何なんだ?」
「見るからに怪しい人達だけれど」
「人間じゃないのもいるし」
 早輝と美羽がその敵達を見て言う。
「聖杯がどうとか」
「私達と戦うのかしら」
「この連中も基本的に戦いは求めないんだよ」
 真墨がこう説明する。
「けれどな。必要ならな」
「戦うってことか」
「ああ、そういうことだ」
 こう軍平にも話す。
「それで僕達は今その聖杯を探してるんだ」
「あくまでパルファル王に返す為です」
 蒼太とさくらも説明してきた。
「モンサルヴァートにいるね」
「ですから今はこの辺りを探索しているのですが」
「それでっすか。俺達に聖杯はどうか聞いてきたのは」
「そういうことだ。まああんた達にとっては災難だがな」
「災難とかそういう問題ではないな」
 映士に大翔が応えた。
「今は」
「とりあえずその聖杯はこの連中に渡したら駄目なんだな」
「はい、そうです」
 さくらが走輔に話す。
「ですから」
「よし、わかったぜ」
 走輔はそこまで聞いて笑顔で応えた。
「俺達はあんた達に協力させてもらうぜ」
「そうしてくれるか」
「ああ、乗りかかった船だ」
 そういう事情もあるのだという。
「一緒に戦わせてもらうぜ」
「済まない、それではだ」
「行くぜ!」
 暁と共にであった。変身に入る。
 まずはゴーオンジャーの面々だった。それぞれゴーフォンを取り出し前に出してだった。
「チェンジソウル!」
「セット!」
「レッツ!」
「ゴーオン!」
「ブーストオン!」
 ゴーオンジャーの七人がスーツを着て光に包まれそのうえでヘルメットを被る。こうしてゴーオンジャーになるのだった。
 そしてボウケンジャーの面々もである。
 アクセルラーを出すとそれが手の中で回転する。そしてスイッチを入れて。
「レディ!」
「ボウケンジャー!」
「セットアップ!」
 六人もまた光に包まれその中でスーツを身に着けマスクを被る。そうしてであった。
 六人もまたボウケンジャーになった。こうして十三人の戦士達が姿を現わしたのだ。
「さて、それじゃあな!」
「聖杯を渡すわけにはいかない」
 ゴーオンレッドとボウケンレッドが並んで言う。彼等はガジャ達と対峙するのだった。
 その彼等を見てだ。またシズカが悔しそうに地団駄を踏んで言う。
「何でいつもいつもいいタイミングで出て来るのよ!」
「しかも今回は数が多いではないか!」
 ガジャもクレームを着ける。
「誰がこのゴーオンジャーとやらを呼び止めたのじゃ」
「私だけれど」
 シズカはガジャにも言い返した。
 
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