ハッピークローバー
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第百六話 浮気者その二
「そうした人は」
「そうよね」
「今も下半身に節操のない人いるしね」
「よく聞くわね」
「巷でもね」
芸能界に限らずというのだ。
「いるからね」
「浮気者は」
「そうでしょ、普通にね」
それこそというのだ。
「いて家庭裁判所とかでね」
「離婚とかになるのね」
「まあ世の中ね」
「そんな人っているのね」
「芸能界でなくてももね」
「何処でもなのね」
「何かね」
一華はこうも言った。
「女の人だけじゃなくて」
「そうそう、同性愛だってあるからね」
富美子もそれはと答えた。
「世の中は」
「日本は特によね」
かな恵もそれはと応えた。
「それで捕まった人いないし」
「イギリスとかじゃ捕まったのよね」
「それどころか死刑にもね」
「なってたわね」
「けれど日本だと」
自分達が生まれ育った国はというのだ。
「そうしたことはね」
「なくて」
「歴史上で捕まった人は」
日本の歴史の中でだ。
「一人もいないのよね」
「だからね」
「日本だと特によね」
「同性愛はね」
これはというのだ。
「もうね」
「何でもないわね」
「まさに普通にね」
こう言っていいまでにというのだ。
「浮気でもね」
「あるわよね」
「実際奥さんが旦那さんのお財布ふと見たら」
留奈は真顔で話した。
「そこに旦那さんの部下の人の裸の写真あったとか」
「それまず、よね」
「その部下の人がね」
「ご主人の浮気相手ね」
「そうなるわね、ただね」
留奈は首を傾げさせて言った。
「浮気って女の人が相手で」
「男の人なら」
「同性愛はね」
「浮気にならないの」
「そうじゃない?」
こうかな恵に言うのだった。
「それなら」
「そうなるの?」
かな恵は留奈の話に首を傾げさせた。
「私達だと女の子と付き合ったら」
「浮気じゃないんじゃない?」
「同性愛は」
「男の子は彼氏さん一筋で」
それでとだ、留奈はさらに言った。
「女の子と付き合っても」
「いいの?」
「そうじゃない?」
「そうなるかしら」
「だったら」
理虹も言ってきた。
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