| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢幻水滸伝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百二十四話 極寒の自然の中でその十

「食べられます」
「そうですね」
「肝臓とは違って」
 それでというのだ。
「寄生虫はいても」
「それでもですね」
「火を通すかすれば」
「食べてええですね」
「そうです」
「実はです」
 マスターがここで言ってきた。
「シェフの人が」
「その掌をですか」
「今調理中でして」
 それでというのだ。
「お楽しみ下さい」
「ほな」
「中華料理で」
「調理中ですか」
「そうです」
「やはり熊の掌になりますと」
 エリカは今は肩の部分のステーキを食べつつ話した。
「中華料理ですね」
「そうですね」
「はい、実ははじめてです」
「熊の掌を食べるのは」
「そうです」
 こう言うのだった。
「起きた世界でもなくて」
「熊そしてホッキョクグマ自体をですね」
「今はじめて食べてますし」
 それでというのだ。
「掌もです」
「同じですね」
「そうです」
 こう言うのだった。
「そやから楽しみです」
「これから食べることが」
「そうです」
「ではですね」
「楽しみにしています、あとです」
 今度はサラダを食べて言った。
「このサラダはハウス栽培でお野菜を作って」
「それで、です」
「そのお野菜を用いてます」
「そうですね、ハウス栽培もです」
 この農業もというのだ。
「大々的にです」
「行っていきますね」
「そうしますね」
「また比較的温暖な浮島でも」
 そちらでもというのだ。
「農業をです」
「行いますね」
「そうしていきますね」
「そうします、麦を作れずとも」
 あまりにも気候が寒冷でというのだ。
「ジャガイモもありますし」
「そうした作物を栽培して」
「そしてですね」
「出来る限り多くです」
「農作物も作っていく」
「そうしますか」
「寒冷なら寒冷で」
 気候がというのだ。
「やり方がありますので」
「だからですね」
「農業も発展させていきますね」
「そしてこうした獣の肉も」
 ホッキョクグマのステーキを食べながら言った。
「モンスターもですが」
「食べていく」
「そうしますね」
「何でもです」
 食べられるものはというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧