星河の覇皇
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第八十五部第三章 北京星系を見てその九
「遂にね」
「これで、ですね」
「数が三百に達した」
「そうなったからですね」
「よかったですね」
「ええ、満足すべきね」
こうも言うのだった。
「今回の自体は」
「左様ですね」
「では、ですね」
「この数も喧伝しますね」
「連合全体に」
「まとまりが悪ければ烏合の衆と呼ばれるけれど」
それでもというのだ。
「何はともあれよ」
「数ですね」
「それが大事ですね」
「そうですね」
「何につけても」
「連合は民主主義国家よ」
各国政府も中央政府もそれは同じだ、どの政府も議会制民主主義国家であり選挙によって政権が交代する。
「数はね」
「何といってもですね」
「何よりも重要ですね」
「まずはそちらですね」
「何よりも重要ですね」
「そうよ、だからね」
それでというのだ。
「三百もの国が賛同した」
「そうなったことはですね」
「非常に大きいですね」
「それだけでも」
「そうなりますね」
「そう、本当に民主主義はね」
何といってもというのだ。
「数よ」
「左様ですね」
「数が重要ですね」
「一より十であり」
「十より百ですね」
「何といっても」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「これは大きいわ」
「まだ宣言前ですが」
「既にそれだけの国が集まり」
「そして、ですね」
「大いに喧伝出来ますね」
「有り難いことよ、しかしもう三百もの国が賛同したなんて」
伊東はこのことに喜びつつもさらに話した。
「思った以上にね」
「はい、中央政府はですね」
「今反発を受けていますね」
「それもかなり」
「そうなっていますね」
「それだけ今中央政府が勢力を伸ばしているのね」
まさにというのだ。
「今現在」
「それに対して反発を感じていますね」
「左様ですね」
「それで、ですね」
「三百もの政府が賛同しましたね」
「早速ね、これは流れに乗れるわ」
こうも言うのあった。
「こちらのね」
「それならですね」
「流れに乗る」
「そうしますね」
「政治も流れが大事よ」
これがというのだ。
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