星河の覇皇
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第八十五部第二章 日本大使館その四十九
「働いてもらうわ」
「そうしてもらいますね」
「それからも」
「連合の為に」
「そうしてもらいますね」
「そうしてもらうわ、あと戦争はどうやら」
今度はオムダーマンとティムールのそれについても話した。
「オムダーマンにかなり傾いているわね」
「やはりそうですね」
「傍目に見ましても」
「そうですね」
「そうだと思うわ」
まさにというのだ。
「これはね」
「ではですね」
「オムダーマンが勝つと前提して」
「そしてですね」
「そのうえで、ですね」
「ティムール側の亡命者が出るから」
このことは間違いないからだというのだ。
「ティムール大使館はぎりぎりまで開けておいて」
「ティムールという国がなくなるまで」
「まさにその時まで、ですね」
「開けておき」
「そしてですね」
「亡命者を受け入れましょう、各国政府にも話して」
これから対立する彼等もというのだ。
「是非ね」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「連合全体で亡命者を受け入れる」
「その様にしますね」
「そうしていきましょう、亡命者の中で有能な人材がいれば」
それならとだ、カバリエは笑って話した。
「そのまま来ればね」
「その人がですね」
「連合の人材になってくれますね」
「亡命して連合市民になってくれれば」
「それがどの国でもね」
連合の市民になればというのだ。
「連合の人材ね」
「そのことに変わりはないですね」
「だからですね」
「是非ですね」
「連合に来てもらいますね」
「そうしてもらうわ、だからティムールが敗れた時は」
まさにというのだ。
「最後の最後までね」
「大使館を閉めるまで」
「そのときまでですね」
「亡命者を受け入れますね」
「そうしますね」
「ええ、オムダーマンにしてもその方が助かるし」
彼等にしてもというのだ。
「だからね」
「それで、ですね」
「我々は是非ですね」
「多くの人材を受け入れますね」
「亡命者達を」
「もう二度とサハラに行かせないという条件でね」
この条件で連合もマウリアもサハラからの亡命者を受け入れている、それで今回もというのである。
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