星河の覇皇
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第八十五部第二章 日本大使館その四十六
「クレープもです」
「注文したの」
「アイスクリームも」
「いつもながら凄い量ね」
「どうしてもそれだけ食べないと」
金としてはというのだ。
「調子が出ないので」
「それでなのね」
「いただいています」
「そのことは知っているけれど」
「量が、ですね」
「何時聞いてもかなりね」
カバリエは金に笑って帰した。
「けれどそれだけ食べてあれだけの働きをしてくれるから」
「だからですか」
「有り難いわ」
「中央政府にとってですね」
「そうよ、外務省にとってもね」
「各国政府とあたるので」
「いざという時は助けてもらうから」
ここで話している通りにというのだ。
「だからね」
「私が食べてもですか」
「頼もしく思うわ、むしろ内相が甘いものを食べなくなったら」
その時はというのだ。
「怖いわ」
「そうなのですか」
「だって内相は甘いものを沢山食べて真面目に働いてかなりの結果を出す」
それがというのだ。
「内相の常だから」
「その常の最初がないとですか」
「もうね」
その時点でというのだ。
「怖くなるわ」
「普段あることがないと」
「それでね」
「それは誰でもありますね」
「そうでしょ、日常のことが一つでもないとね」
それでとだ、カバリエはすっかり何もなくなった鍋に店の者によてご飯が入れられるのを見ながら金に話した。
「それだけで不安になるわね」
「確かにそれはありますね」
「人はね、だからね」
「私が甘いものを大量に食べないと」
「それだけでね」
鍋の中にご飯の次はといだ卵が入れられるのを見つつ話した。
「心配になるわ」
「そういうことですね」
「では今夜も」
「そちらも楽しませてもらいます」
デザートもというのだ。
「是非共」
「そしてまた明日からなのね」
「職務に励みます」
自分のそれにというのだ。
「そうさせてもらいます」
「期待しているわね」
「その言葉是非応えさせて頂きます」
「お願いするわね」
「それではね、ではね」
「これからもですね」
「宜しくお願いするわ」
「それでは」
こう話してだった、金は実際に大量のデザートも楽しんだ。そのうえでこの日は食事を終えた。それはカバリエも同じだった。
翌日カバリエは中央政府外務省のビルの中で各国の情報をチェックしていた、だがその中でだった。
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