牡蠣は食べ過ぎるな
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第二章
「この牡蠣新鮮だしな」
「滅茶苦茶美味いぜ」
「こんないい牡蠣食べ放題なんてな」
「また何かあったらして欲しいな」
「大丈夫だといいけれどね」
宮沢は喜んで牡蠣をどんどん食べる彼等に言った、クラスメイト達はこの時は何も心配していなかった。
だが数日後彼等を見てだ、宮沢は学校で言った。
「皆無事みたいでよかったよ」
「無事って何だよ」
「あんな新鮮な牡蠣であたるかよ」
「食い過ぎにもなってないしな」
「だから大丈夫だって言ってるだろ」
「いや、牡蠣ってマグネシウムが入ってるから」
宮沢は何も心配していない彼等に話した。
「食べ過ぎるとあたることがあるんだよ」
「そうなのかよ」
「腐ったりしてなくてもか」
「牡蠣ってあたるのか」
「食い過ぎたらそうなるのか」
「そうなる場合があるからね」
だからだというのだ。
「皆無事でよかったよ」
「おいおいそうだったのかよ」
「洒落になってないな」
「腐ってなくてもあたるなんてな」
「食い過ぎたらな」
「食べ過ぎでなくてもあたるから」
多く食べればというのだ。
「本当にね」
「気を付けないといけないんだな」
「じゃあ今度から気を付けるな」
「そういえば他の人食う量セーブしてたよ」
「そうだったよ」
「牡蠣は確かに美味しいけれど」
宮沢はそれでもと話した。
「食べ過ぎにはね、あたると癖になるしね」
「じゃあ余計に気を付けるな」
「それからずっとあたるんならな」
「そうするな」
「くれぐれもね」
こうクラスメイト達に話した、実際彼は牡蠣は食べても量はセーブした。どうした食べものかわかっているので。
牡蠣は食べ過ぎるな 完
2023・10・21
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