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夢幻水滸伝

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第三百十六話 ケンタッキーの牧童その六

「この状況は。ですが」
「それならですね」
「統治に励まれますね」
「そうされますね」
「その拡大した勢力をです」
 そこをというのだ。
「統治していきます」
「そうしていかれますか」
「そしてケンタッキー州を平和にかつ豊かにしてくれますね」
「そうしてくれますね」
「絶対そうするで」
 ギンズバーグは周りに約束した、そうしてだった。
 早速統治をはじめ勢力を豊かで安全にする様にした、ギンズバーグはその中で牧童という職業を活かしてだった。
 牧業それに酪業に手腕を発揮した、牛や豚に羊、馬それに鶏や七面鳥といった家畜達を殖やすだけでなくだ。
「栄養状態や飼育環境も改善し」
「より大きく健康にされていますね」
「そうしていっていますね」
「こういうの得意やさかいな」
 ギンズバーグはレキシントンの官庁にある自身の執務室で官吏達に答えた。
「それでな」
「力を発揮され」
「そうしてですか」
「そちらの産業をよくされますか」
「そや、勿論農業もな」
 この産業もというのだ。
「力を入れてるやろ」
「発展させていますね」
「小麦や大豆、玉蜀黍を多く作り」
「それにお米も作っていますね」
「浮島においても」
「作物を多く作れるさかい」
 そうした環境だからだというのだ。
「人が食べるだけやなくてな」
「家畜の飼料ですね」
「それも作っていますね」
「それも大々的に」
「それで作っていますね」
「そや、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「家畜に盛大に食べさせてな」
「家畜の栄養状態をよくしていますね」
「美味しく栄養のあるものを多く食べてもらって」
「そうしてですね」
「家畜をよおする、農業があってこそ」
 それでというのだ。
「牧業や酪業もや」
「成り立ちますね」
「そして発展しますね」
「そうなりますね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「まずは農業に力を入れて」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「そういった産業も発展させ」
「大いに豊かになりますね」
「そや、あとお野菜や果物もな」
 こういったものもというのだ。
「作られるもんをな」
「作っていきますね」
「穀物だけでなく」
「そういったものも」
「そや、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「そっちも食べて売ってくで」
「人参に蕪、玉葱に西瓜に苺に林檎にと」
「梨も葡萄も作っていきますね」
「浮島においても」
「そうしていきますね」
「そこからお菓子やお酒も造ってな」
 そうしたものもというのだ。 
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