ドリトル先生の落語
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第七幕その二
「ユーチューブでは必死だよ」
「お笑いを勉強して」
「そして全力で笑わせる」
「その気概があるね」
「インターネットでは」
「そういうことだよ、それで春琴さんもね」
この人もというのです。
「やっぱりね」
「ユーチューブでも活動していて」
「そっちでも頑張ってるね」
「そちらでも落語して」
「そのうえで」
「そうだよ、お笑いは笑わせる」
その気持ちがという先生でした。
「そう思ってやって自分もね」
「面白いと思う」
「そう思うことだね」
「お笑いで大事なのは」
「そうなんだ、頭の回転と知識が」
その両方がというのです。
「求められるね」
「高度なものだね」
「その実は」
「簡単にはね」
「出来ないね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「お笑いはね、じゃあ今からね」
「うん、お笑い観ようね」
「新喜劇をね」
「そうしましょう」
「テレビは駄目でも舞台は違うからね」
こちらはというのです。
「ああした放送枠埋めるだけじゃなくて」
「面白くないと駄目」
「笑ってもらわないと」
「そう思ってやってるから」
「面白いよね」
「そのお笑いを観ようね」
こう言ってでした。
皆で新喜劇を観て心から楽しみました、そしてお家に帰ってから皆でお話しました。
「最高だったね」
「いやあ、笑い転げて大変だったよ」
「皆でね」
チープサイドの家族がお話します。
「次から次に笑えて」
「腹筋が痛くなりそうよ」
「お決まりのお笑いっていうけれど」
それでもと言うトートーでした。
「ツボを押さえていてよかったね」
「そのツボを全力でやるから」
ポリネシアはそれでと言いました。
「面白いのよね」
「それも身体張ってるから」
ダブダブはこのことを指摘しました。
「余計にいいのよね」
「全てをお笑いに賭ける」
「お笑いはそうでないと駄目だね」
オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「しかも目が笑う」
「自分自身が面白いと思うことをやる」
「どんな人も笑ってもらう」
チーチーは言いました。
「その気概を忘れないことだね」
「新喜劇にはそれがあるから」
ホワイティは思いました。
「面白いんだね」
「お笑いも戦いかな」
こう思ったのはガブガブでした。
「ある意味ね」
「そうかも知れないね」
老馬はガブガブの言葉に頷きました。
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