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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ

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2-2

 次の日も朝、たっ君を待っていた。今日はたっ君の眼に入るとこで・・。

 来た! 私を見て 一瞬 停まったように見えたけど、真直ぐ私に近づいて来る。

「みゅうみゅん・・・ 待ってたんか? なんでー ここに・・」

「待ってたか じゃぁないわよ どうして 手紙書いたのに、何にも・・ 返事もくれないの? わんねー どれだけ 会いたかったか・・ もう 忘れられたか思ってた」

「ごめん ・・・ お母さんに 最後まで 自分で責任取れるんか 考えなさいって 言われて・・ クラブもサッカー やりだしたから つい」

「ちょっとー あんたー みゅんは あんたを慕って追いかけてきたんやでー もっと ゆうてあげる言葉ないんかい! 男やろー」見兼ねたのか泉希が・・

「なっ なんやー お前・・」

「ウチは みゅんの親友やー みゅんのこと ええ加減にしたら 承知せーへんでー みゅんは男の子にもてるから はっきり せーへんねんやったら 他の男の取られるでー」

「そんなこと ゆうてへんやろー 僕だって みゅうみゅんのことは忘れたこと無い! みゅうみゅん 夕方5時半に ここで 又 待っててくれ 会おう」

 私は、戸惑いながらも一応安心していた。

「みゅん 僕だってみゅうみゅんのことは忘れたことは無い だってー 良かったネ ウチも夕方 付き合おか?」

「ううん ウチ ひとりで 大丈夫 たっ君もその方が 良いと思う でも泉希ンちに行ってることにしてーぇ ウチんち 門限5時やから・・」

「ウチってなぁー・・ うふっ わかった みゅんはモトマチのお嬢様やからな」

「嫌! そういう言い方」

「ふふっ 待ち合わせまで時間あるやろー それまで ウチにおいでよ そしたら ウソちゃうやろー」

 私は、家に帰って直ぐ、早い目に家を出てきてしまった。ばっちゃんには、宿題が多いので泉希ちゃんと一緒にやるからと、帰り少し遅くなると・・半分、ウソついちゃった。本当に、泉希ちゃんと宿題をやって、時間になって、待ち合わせの場所に向かったのだ。
 先に着いたけど、少し遅れて たっ君が来てくれた。

「急いで来たんだけど 待った?」

「うぅん 少し前 たっ君 汗かいてるよ 急いでこいで来たの?」

「あぁ まぁな 元気そうだね こっちに来るって聞いてびっくりしたよー」

「だってー たっ君のこと 忘れられなかったんだものー」

 駅前に小さな広場があるんだけど、目立つからと、駅の隅っこで立ったまま話すことにした。

「お母さんから叱られた。同級生の娘さんなんだから、変なことするなって 次 そんなことするんだったら もう、絶対 会うなって」

「うん みゅうみゅん たっ君とお互い裸 見せ合いっこしたって まわぁまんまーに話したの」

「らしいなー あのさー みゅうみゅんは まだ 小学生やんかー 中学生の僕なんかと 付き合ってたら 変な眼で見られるんちゃうやろかー そうなったら みゅうみゅんが可哀そうやー」

「みゅうみゅんは そんなの 平気 平気・・・ まさか たっ君は みゅうみゅんと もう 会わへんって ゆうてるのー?」

「いや そーじゃぁなくて・・・ そのー ふたりっきりは まずいんちゃうかーと」

「別に・・ どうしてまずいんかわからない! たっ君 ・・・ こっちに帰る時の前 たっ君が もう一度って言ってきて みゅうみゅんが服を脱いだら、その時に みゅうみゅんのあの部分に・・・たっ君は自分のを擦りつけてきたんよー ツルンとずれてったけどなー その時のことは まわぁまんまーにも話して無くて 二人だけの秘密やー それでも みゅうみゅんはたっ君のこと好きだったから・・ でも 穢れも知らない乙女やってんでー 責任取れよー そらー まだ 多分 処女のまんまだろうけど たっ君もみゅうみゅんのこと可愛くって大好きだって 言ってくれたヤン」

「そーだよ みゅうみゅんのことは 今でも ずーと好きだよ あの時は、みゅうみゅんが可愛かって 何とかしたいとたまらなくて 抱きしめて・・ でも、どうやったらええんか わからんかったんやー 二人の秘密な」

「うん 秘密な」

「みゅうみゅん いろいろと 冷やかされることあるやろけど 僕はやっぱりみゅうみゅんが好きやー 覚悟する  みゅうみゅんもな! やっぱり、僕は みゅうみゅんを忘れられないから・・」

「うん たっ君と会えるんやったら 嬉しい 何言われても 平気 平気」

「みゅうみゅん 川の河川敷が公園になっている 知ってる?」

「うーん 何となくなー」

「今度 日曜日 9時 そこで もう一度 会おう 来れるか?」

「わぁー うれしいぃー 行く 行く!」

 そして、その日 バイバイしたのだけど 私は、名残惜しくなって 追いかけて、たっ君の手を握り締めて、 じゃぁ 今度って 別れたのだ。だけど、ルンルン気分で帰ってきた。

「お嬢はん なんかええことあったんでっかー 嬉しそうや」

「もぉー 山本さん! お嬢はんや ないでしょ!」それでも、私はルンルンしていた。  
  
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