ドリトル先生の落語
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第五幕その十一
「面白い筈がないよ」
「全くだね」
「つくづく思うことだよね」
「本当に笑わせようと思わないと」
「それも全力かつ本気で」
「そうだよ、お笑いはそうでねないとね」
こうしたことをお話してでした。
先生はその落語家さんが落語でお話していたおうどんが食べたくなりました、それで皆に尋ねました。
「僕はおうどん食べたくなったけれど皆どうかな」
「じゃあ明日の晩ご飯はそれにしましょう」
トミーはご飯を食べつつ笑顔で応えました。
「実は僕もです」
「おうどんをだね」
「食事してますが」
今丁度です。
「食べたいと思いましたし」
「落語を聞いてだね」
「そうです」
「そうだね、それじゃあね」
「皆さんで、ですね」
「一緒にね」
それこそというのです。
「楽しくね」
「明日の夜は食べましょう」
「それではね」
笑顔で応えてでした、そしてです。
先生は晩ご飯を食べつつトミーと明日の晩ご飯はおうどんにすることにしました。ですがここでなのでした。
皆は先生にです、こう言いました。
「さっき先生スマートフォン観たけれど」
「お食事中だからね」
「先生普段そうしたことしないけれど」
「お食事に専念するから」
「ながらはしないけれどね」
「紳士だから」
「うん、本当はよくないよ」
先生も自覚していました、そのうえでおかずを食べつつ言います。尚もうお酒のことを考えだしています。
「だから反省しているよ」
「やっぱりしない方がいいよね」
「食べながらスマートフォンを観たり本を読むことは」
「どれかに専念しないとね」
「そうでないとね」
「そうだよ、だからこれからは」
先生は笑顔で言いました。
「お酒に専念するよ」
「それで何飲むのかな」
「今夜は」
「晩ご飯は和洋折衷だったけれど」
「今晩は何かな」
「バーボンだよ」
こちらのお酒だとです、先生は笑顔で答えました。
「そちらにするよ」
「ああ、そっちなんだ」
「バーボンなんだ」
「今日はそのお酒だね」
「それもいいね」
「ロックで飲んで」
そしてというのです。
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