オズのカリフ王
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第四幕その七
「そうさせてもらうぞ」
「それでは」
「うむ、宜しく頼むぞ」
ノーム王はお供の人達とです。
ドワーフ王それにドワーフの人達と一緒にでした。
草原でお空の人達にです、そこにいる生きもの達と遊んで。
そうしてです、こんなことを言いました。
「青い空に緑の草原に」
「明るい陽射しにな」
ドワーフ王も笑顔で言います。
「そこにいる生きもの達」
「そして一緒に遊ぶお空の人達」
「実によいのう」
「見ただけでよかったが」
「中に入って遊ぶとな」
「尚よいな」
「全くだ」
二人でお話します、そしてです。
バイソンに触れてです、ノーム王はまた言いました。
「大きくて体格も立派でな」
「見ていて惚れ惚れするな」
「地下にもバイソンはおるが」
「また違うな」
「あれっ、地下にもいるんですか」
他の皆も一緒にいます、そこでジョージが言いました。
「そうなんですか」
「おるぞ。ただな」
ノーム王はジョージに答えました。
「地下におる種類はここにおるものより小さいのじゃ」
「そうなんですか」
「それでここのバイソンを見てな」
「地下のバイソンよりも大きいと」
「そう思ってな」
それでというのです。
「今見て触ってな」
「そうされてですか」
「実感しておるのじゃ」
「そうですか」
「というか地下にもバイソンいるとか」
カルロスは驚いて言いました。
「流石オズの国だね」
「外の世界ではないことが普通にしても」
ナターシャも言います。
「これは驚きね」
「どんな生態系なのかな」
神宝はこのことを考えました。
「一体」
「そのことも気になるわね」
恵梨香も思うことでした。
「湖や川に鯨までいるそうだし」
「地下にも平原や森があるからだよ」
ここでキャプテンが言ってきました。
「そうした場所にだよ」
「バイソンがいるんですか」
「地上やこのお空みたいに」
「そうなんですね」
「地下にも平原が森があって」
「湖や川もあって」
「そうだよ、オズの国は地上だけじゃないんだ」
その領域はというのです。
「お空も海もで」
「地下もですね」
「そちらもオズの国ですね」
「それで、ですね」
「色々な生きものがいるんですね」
「地上にいる生きものも」
「そうだよ、そして」
ここで、でした。キャプテンは。
前を指差しました、そしてそこにいるライオンとドラゴンと山羊の三つの頭を持ち身体の上半分はライオン下半分は山羊で尻尾が蛇になっていてドラゴンの翼を持つ生きものについて五人に言いました。
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