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オズのカリフ王

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第四幕その二

「確かにね」
「そうであるな」
「私も他の国への訪問は」
 それはというのです。
「いきなりということがね」
「あるのう」
「ままにしてね」
「しかしこの度はな」
「サプライズはなのね」
「はじめてお空の国々へ行くし」
 しかもというのです。
「歴訪でもあるしな」
「しっかりと考えてなのね」
「予定を考えてな」 
 そしてというのです。
「立てたのじゃ」
「そうなのね」
「それでじゃ」
 ノーム王はさらに言いました。
「これでよいか」
「いいと思うというか」
「余裕がか」
「随分とあるわね」
「王女さんから見てか」
「私達になると」
 エメラルドの都ではというのです。
「もうね」
「余裕がないか」
「もっと短い期間でね」
「予定を組むか」
「そうしているわ」
「あちらとお話をしてな」
 ノーム王はさらに言いました。
「そしてな」
「予定を立てて」
「そうしておったが」
 それがというのです。
「余裕をな」
「立てていって」
「この様なものにしたが」
「かなり余裕があるわ、余裕ね」
 トロットは腕を組み考えるお顔になって言うのでした。
「私もこれまでね」
「考えてなかったか」
「ここまではね」
「ふうむ、そうなのか」
「何か時間があったら」
 それならというのです。
「何でもかんでもね」
「お仕事をしてか」
「終わらせて」
 そうしてというのです。
「遊ぶこともね」
「しておったか」
「そうだからね」
「そういえばそうね」
 つぎはぎ娘はトロットの言葉に頷きました。
「あたし達って時間があったらね」
「お仕事だとね」
「やれるだけやって」
「終わらせる様にするわね」
「それで終わらせて」
 お仕事をというのです。
「後は遊ぶわね」
「そうしてるわね」
「やるべきことをして」
 そしてというのです。
「遊ぶわね」
「オズマも皆もね」
「オズマは真面目だから」
「本当にお仕事をね」
「その日のお仕事は全部終えて」
 そうしてというのです。
「そのうえでね」
「遊ぶ様にしているから」
「それで私達もね」
「同じね」
「お仕事についてはオズマと同じ考えよ」 
 まさにというのです。 
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