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X ーthe another storyー

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第三十三話 初戦その十五

「その時はな」
「嫌い合ってもいないしな」
「それならな」
「戦いが終われば」
「そうしていこう」
「是非な」
 こうした話をしてだった。  
 封真は都庁でその話をするとまずは草薙が微笑んで応えた。
「いいな、自衛隊じゃよくあることだ」
「外で訓練をしているとですね」
「特に俺がいる陸自じゃいつもだからな」
 こう封真に話した。
「だからな」
「それで、ですね」
「本当にな」
「慣れていて」
「いつも楽しんでいるからな」
 だからだというのだ。
「本当にな」
「いいと言えますね」
「ああ、行こうな」
 是非にというのだった。
「本当にな」
「天の龍の人達がバーベキューならです」
 遊人も笑顔で語った。
「僕達もそうしますか」
「外で食べるというと」
「やっぱりバーベキューがですね」
「一番ですね」
 封真は遊人にも応えた。
「そうですね」
「僕もそう思います」
「だからですね」
「ここはです」
 是非にというのだった。
「皆でバーベキューを食べましょう」
「外で」
「何かです」
 哪吒は期待する様に言った。
「皆で一緒にというだけで」
「いいか」
「そうなってきていまして」
 それでとだ、哪吒は封真にも話した。
「今回もです」
「外で皆でバーベキューも食べることもか」
「楽しみです、それじゃあ」
「ああ、一緒にな」
「行きましょう」
「そして食べよう」
「庚も一緒ね」
 颯姫は庚に顔を向けて彼女に問うた。
「その時は」
「そうさせてもらうわ」
 庚も笑顔で応えた。
「是非ね」
「そうよね」
「私達はよく一緒に食べるけれど」
「時にはお外で」
「それもいいわ」 
 こう言うのだった。
「バーベキューなんてね」
「そうね」
「色々持って行きたいですね」
 星史郎も笑顔で言った。
「お肉にお野菜に」
「あと飲みものも」
 哪吒は明るい顔で言った。
「持って行きましょう」
「お酒もジュースもですね」
「そうしましょう」
「いいですね、実はです」
「実は?」
「外で飲むビールやワインもいいものですよ」
 こうも言うのだった。 
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