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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第四百十六話 下山 その2

第四百十六話 下山 その2
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

裏切り者である木藤リョウとセッ●スした罪で、拷問されていた石川ユニは尻澤エリコと共にナガヌォベースからの脱走に成功する。
ヴァサマ山を下山した二人は、それぞれの目的を達成させるために動き始める。
石川ユニがケーサツに自首した影響で、ケーサツとジエータイはナガヌォ県に出動を開始。
ケーサツとジエータイはヴァサマ山を包囲して、進軍を開始した。
偵察任務からナガヌォベースに戻ってきたメンバーが、ケーサツとジエータイの進軍をみんなに伝える。
「みんなぁ‼た、大変だぁ‼ケーサツとジエータイがこっちに向かって進軍を始めたぞぉ‼」
紅軍連合のリーダーである倉都テツオが舌打ち交じりに告げる。
「チッ、石川のやつ、ケーサツに自首したのか...‼いいか、お前ら、これから約50人のメンバーを五つに分けて、逃走を開始する‼わかるか?」
能沢エーイチロウが倉都テツオに質問する。
「なぜ、部隊を五つに分けるんだ?」
「単純に部隊を五つに分けることで、ケーサツとジエータイをかく乱できる、逃走時にはちゃんと武器と銃の所持を忘れるな‼わかるか?」
そう、約50人しかいない紅軍連合では、ケーサツとジエータイの大軍と正面からぶつかり合っても、勝ち目はない。
しかし、部隊を五つに分けて、それぞれ別のルートで逃走を開始すれば、ケーサツとジエータイの大軍も、その戦力を分割して対応するしかない。
一か所に大勢の人間が集中していても、それを複数の部隊に分割してしまえば、敵の戦力は一時的に低下する。
紅軍連合のメンバー達にできる、今もっともベストな逃走方法はこれしかないのだ。
倉都テツオの命令により、約50人いた紅軍連合のメンバーは五つに別れ、それぞれ、別のルートで逃走を開始した。
能沢エーイチロウは、五つの内の一つの部隊の隊長に任命された。
能沢エーイチロウの部隊メンバーは下記↓の通りだ。
日加リュージ。
理由地エル。
上松サトツ。
加藤モトヒロ。
須須木野ムサオ。
須須木野ナル。
山田ジン。
竹田ノリヒト。
鈴木リョーコ。
能沢エーイチロウが部隊長を務める部隊は、一列に並んで逃走を開始。
さっそく、ケーサツの偵察隊と遭遇する。
「ゔおおおおおいッ‼お前ら、紅軍連合だな?」
俺はケーサツの質問に答える代わりに、拳銃から銃弾を放つ。
銃弾の発砲音を聞いたケーサツ官やジエータイ員が俺たちに向かって発砲してくる。
能沢エーイチロウが各メンバーに命令する。
「各メンバーに告げる‼死ぬのが嫌なら敵に銃を構えて、今すぐ撃つんだ‼」
総勢10人のメンバーが一斉に、ケーサツ官とジエータイ員に向けて発砲を開始。
この銃撃戦で、10人いたメンバーの内、山田ジン、竹田ノリヒト、鈴木リョーコの3人が死亡した。
これに対して、俺たちに発砲してきたケーサツ官とジエータイ員は全滅。
部隊を五つに分けて逃走を開始した影響で、敵の人数が少数だったことが幸いした。
3人の死体を放置したまま、逃走を続ける能沢エーイチロウの部隊。
日加リュージが今後の行先について、部隊長の能沢エーイチロウに質問する。
「おい、エーイチロウ、この先、俺たちはどうすればいいんだ?」
「とりあえず、ヴァサマ山はすでにケーサツとジエータイに包囲されていると思っていい、だから、俺たちはこれから、このまま隣の山に向かう、各員はしっかり銃に弾を補充しておけよ‼」
「ちくしょう、石川ユニのやつのせいで、こんなことになるなんて...」
「日加、今更、悔やんでも何も意味はない、とりあえず、懐中電灯と予備の電池がリュックに入っている、ケーサツとジエータイの追手も深夜になれば、大人しくなるはずだ、俺たちはその間も、逃走を続ける、いいな?」
「ああ、ちくしょう‼せっかくナガヌォベースでみんなと再会できたばかりだったのに...」能沢エーイチロウが率いる部隊は逃走を続ける。

次回予告 戦いの先に待っていたもの その1

※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
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後書き
次回もお楽しみに 
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