オズのカリフ王
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第三幕その四
「お風呂は最高だ」
「ノームもドワーフも皆風呂好きだからな」
「毎日入っているな」
「誰もが楽しんでな」
「そうしているからな」
「お風呂を楽しめるなら」
それならと言うつぎはぎ娘でした。
「それも幸せね、あたしもね」
「お前さんは確か」
「そう、あたしのお風呂はお洗濯よ」
「そうだな」
「洗濯機に入ってね」
そうしてというのです。
「お水と洗剤を入れて」
「洗うな」
「それで後は乾燥させれば」
「終わりだな」
「それが大好きでね」
それでというのです。
「あたしはね」
「大好きなのだな」
「そうよ」
こうノーム王にお話します。
「あたしもね」
「それがお前さんの入浴でだな」
「時間があればね」
「入っておるか」
「それで乾燥させているわ」
「だからいつも奇麗なのだな」
「そうよ、ちなみにあたしはそのまま洗濯しているけれど」
お身体全体をというのです。
「かかしさんだとね」
「中の藁を取ってな」
「それで洗濯機に入ってるわ」
「そうであるな」
「それで乾燥させて」
「また藁を入れるな」
「そうなっているわ、ちなみに樵さんはお風呂じゃなくて」
それに入らずというのです。
「油を塗って磨いて」
「それで奇麗にしているな」
「そうなのよ、チクタクとガラスの猫もね」
「油を塗って磨いてな」
「奇麗にしていて」
そしてというのです。
「ジャックは服は洗濯してカボチャを交換して」
「油を塗って磨くな」
「ハンクと同じ木に使う油を使ってね」
「それぞれ違うのう」
「休んだり食べたりする必要のない身体でも」
それを持つ人達でもというのです。
「そこはね」
「それぞれ違うな」
「そうよ、あとラベンダー熊達はぬいぐるみだから」
「お前さんと同じな」
「あたしと同じよ」
「洗濯して乾燥させるな」
「そうなっているわ」
こうお話します。
「それであたしもよ」
「お風呂が好きだな」
「そうなのよ、あたしの入り方でね」
「よくわかった」
「ええ、それとね」
「それと?」
「奇麗になったらね」
お洗濯をしてというのです。
「気分がよくなるからね」
「それでか」
「踊りも弾むわ」
「歌もだな」
「そうなのよ、それで昨晩も奇麗にしたから」
お洗濯をしてというのです。
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