八条学園騒動記
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第七百十四話 巨大な両生類その二
「だから生きものもな」
「乾燥帯のものが多いですね」
「特に砂漠が多いからな」
「砂漠の生きものですね」
「そうなっている」
まさにというのだ。
「温帯や熱帯、冷帯に寒帯もありな」
「海もありますね」
「しかしだ」
それでもというのだ。
「生きものの種類はな」
「少ないですね」
「だが連合は星が多く」
銀河系の大半を領有しているだけあってだ。
「その自然もだ」
「実に多彩で」
「それでだ」
その為にというのだ。
「生きものの種類も多くな」
「その彼等を保護し飼育し研究し」
「また見学もさせているからな」
だからだというのだ。
「連合の動物園は連合の豊かさと土地の余裕もあってな」
「広く設備も整っていて」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「多くの生きものがいるのだ」
「そうなのですね」
「そうだ、それでこの動物園もな」
今自分達がいるとうのだ。
「こうして両生類でもな」
「多くの種類がいますね」
「そうだ、尚この動物園は連合屈指と言われている」
「そこまでなのですね」
「設備が整い」
そしてというのだ。
「生きものの種類と数もだ」
「相当なのですね」
「そうなのだ、後で水族館や植物園にも行くが」
「そちらもですね」
「連合屈指だ」
そこまでのものだというのだ。
「そうなっている」
「そうなのですね」
「それで地球では古代とされるな」
「その時代の生きもの達もいますね」
「恐竜もそうでな」
「太古の両生類達もですね」
「いるのだ」
「そういうことですね」
「そうだ、あと爬虫類もいてだ」
地球では太古のものとされている種類もというのだ。
「鳥類や両生類もな」
「地球ではもういない」
「そうした生きもの達もいる」
「そうなっていますか」
「それでだが」
ここでだ、大尉は上等兵に話した。
「はじめの鳥類のな」
「始祖鳥ですね」
「あの鳥もこの動物園にはいる」
「そうですか」
「面白い鳥だ」
大尉はこうも言った。
「鳥だが歯もあるしな」
「始祖鳥はそうですね」
「そしてグライダーの様に飛んでいた」
「飛ぶことは得意ではなかったですね」
「そうだった」
「歯があって」
「そうしてな」
そのうえでいうのだ。
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