脚本あるのか
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第二章
「これだけ言われてわからないとか」
「周りから証拠出されて」
「しかも自分だけ言ってること違う」
「何十年も言われてだしな」
「いつも言われてな」
「どんな馬鹿でもわかるぞ」
自分以外の周りから確かな証拠を出されて何十年言われると、というのだ。
「普通どんな馬鹿でも何度目かでわかるしな」
「何十年もわからないって人間として有り得るか?」
「それってカルトでもないだろ」
「カルトでもそこまで言われたら洗脳解けるぞ」
「それでわからないってな」
「流石にないだろ」
「そこまで馬鹿だと生きられないだろ」
社会的生活が出来ないレベルだというのだ。
「幾ら何でもな」
「流石にないよな」
「じゃあな」
「やっぱり脚本ないか?」
「それに基づいて言ってないか?」
「さもないと有り得ないぞ」
「馬鹿なんてものじゃないぞ」
こうした話をした、そして。
多くの者は大島を見ていった、すると。
彼女は相変わらずだった、やはり周りから言われても自説を曲げない。しかもその自説が出鱈目でだ。
言われ続けた、その彼等はまた思った。
「やっぱりおかしいな」
「そうだな」
「こんな馬鹿な主張ずっと言えることもな」
「本当に脚本ないか?」
「こいつも自分の主張がおかしいってわかってるだろ」
「そのうえで演じてるだろ」
「その実はな」
「本当はそうだろ」
「流石に有り得ないからな」
「ここまで馬鹿なのってな」
こうしたことを話してだった。
彼等はそうした説をネットで出した、すると。
「まさかと思うけれどな」
「有り得るな」
「流石にあれだけ言われてわからないとかな」
「常識じゃ考えられないしな」
「会話出来ないレベルの馬鹿でもないとな」
「若しかしてそのレベルかも知れないけれどな」
「普通はないしな」
テレビの中での大島の様なことはというのだ。
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