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八条学園騒動記

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第七百十二話 地球から消えた生きもの達その九

「それでもな」
「効果は存在しているので」
「過去の価値観や倫理観を認めてだ」
「考えないといけないですね」
「当時の欧州には当時の欧州の考えがありな」
 価値観や倫理観がというのだ。
「それで動いていたのだ」
「だからですね」
「ここにいる生きもの達を地球上で絶滅させたことを批判してもだ」
「卑怯ですね」
「中にはそういった価値観倫理観が確立されていてだ」 
 そうした時代になってというのだ。
「絶滅させたケースもあるがな」
「そうなのですね」
「しかしそれでもな」
「今の価値観倫理観で批判することはですね」
「過ちでありな」
 大尉はまたこう言った。
「卑怯だ」
「そうなのですね」
「そうだ、だからな」
 それでというのだ。
「ここで連合の者達が書いていることはな」
「実に卑怯なことですね」
「その卑怯を普通に行うのがだ」
「連合ですね」
「中には責任のないことまでっだ」
 エウロパにもというのだ。
「その様にだ」
「書いていたりですか」
「している、捏造もだ」
「エウロパ相手にはですか」
「行う、連合のマスコミは捏造もだ」
「行うのですね」
「先程連合の教師の質は極めて悪いと話したが」 
 ここからさらに話すのだった。
「マスコミもな」
「同じですか」
「マスコミもならず者がなるものというのがだ」
 それがというのだ。
「連合での見方だ」
「マスコミ関係者はですか」
「特にテレビがな」
 この媒体に関わる者達がというのだ。
「そうなのだ」
「そういえば連合のテレビ番組は」
「質の悪いものが多いな」
「そしてその質の悪さがです」
 それがというのだ。
「もう見るに絶えないまでです」
「下品で中身がなくな」
「偏った」
「そんなものが多いな」
「実に」
 上等兵もそうだと答えた。
「まさに」
「そうですね」
「ああした番組はだ」
 それこそというのだ。
「相当質の悪い連中でないとだ」
「作れないですね」
「ならず者はならず者の番組しか作られない」
 大尉は看破した。
「まさにな」
「そういうことですね」
「マスコミの取材も酷いことでだ」
「知られていますか」
「所謂迷惑系とだ」
 そう言われている動画配信者と、というのだ。 
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