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八条学園騒動記

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第七百十二話 地球から消えた生きもの達その六

「質量共に連合はな」
「酷いですね」
「犯罪、悪事の総合結社と言っていい」
 連合の教師達はというのだ。
「まさにマフィアやギャングとだ」
「変わらない」
「さらに悪質かも知れない、利権さえだ」
「持っているのですね」
「黒いそれをな」
 まさにというのだ。
「持っていてな」
「余計に邪悪なのですね」
「そうだ、その利権を潰すこともな」
 このこともというだ。
「連合の各政府は考えていてだ」
「何とかしようとですね」
「必死だ」
 そうであるというのだ。
「しかしだ」
「連合ではですね」
「教育への政策は不得意なのかな」 
 そのためにというのだ
「進んでいない」
「どの政府でもですね」
「そうなのだ」
「そうですか」
「当然アウトローの世界もある」
 連合にはというのだ。
「しかしな」
「それでもですね」
「それと共にだ」
「アウトローの様な教師の世界もあるのですね」
「現に連合の教師達の顔を見るのだ」
 人相、それをというのだ。
「非常に卑しく柄の悪い」
「その筋の様な顔ですね」
「そうなっている」 
 まさにというのだ。
「彼等はな」
「嫌なものですね、確かにです」
「我々はな」
「そうですが」
 ここでもエウロパの者達それも工作員であることを隠して述べた。
「しかしです」
「そうした連中がいることはな」
「愉快ではありません」
「教師が犯罪者であるなぞな」
「最悪の事態ですね」
「エウロパでは神父や牧師、神官と共にだ」
「聖職者と呼ばれます」
 学校の教師達はとだ、上等兵も述べた。
「そこまで立派な職業だと」
「だが連合ではな」
「神に仕える職業と同じではなく」
「他に行く場所のないどうにもならない無能かだ」
「ならず者がなるものですね」
「若しくはその両方だ」
 無能なならず者だというのだ、アウトローの世界でも生きるにはそれなりの能力が必要ということだ。
「そうした輩がだ」
「なるものですね」
「そう思われている」
「聖職者どころか」
「そうだとな」
 こう上等兵に話した。
「言われている」
「そして実際にですね」
「そうなっている」
 まさにというのだ。
「連合ではまさに誰もがだ」
「教師を聖職者なぞと思わず」
「ならず者とだ」
「思っていますね」
「流石に表の職業だからな」
 アウトローと違ってというのだ。 
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