ドリトル先生と桜島
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第十二幕その十一
「暑いよ」
「そうした場所ね」
「そうなんだよ、あちらは」
「わかったわ、そのこともね」
サラは先生に笑顔で応えました。
「覚えておくわね」
「そうしてだね」
「機会があればね」
その時はというのです。
「行って来るわね」
「そうしてね」
「是非ね、まあ日本はね」
「どうしたのかな」
「日本人は狭いって言うけれど」
それでもというのです。
「イギリス本土よりもね」
「広いね」
「しかも多彩だから」
「それぞれの場所で違うね」
「寒いところもあれば」
それと共にというのです。
「暑い場所もね」
「あるね」
「全く違うからね」
その気候がというのです。
「イギリスもイングランドとスコットランドでまた違うけれど」
「スコットランドの方が寒いね」
「そうなのよね」
そうなっているというのです。
「緯度が北にある分ね」
「その通りだね」
「けれど日本はね」
「本当に地域の違いが凄いね」
「方言もそうでね」
「そっちもだから」
「独特の国だね」
「そう思うわ」
サラにしてもです。
「京都と大阪と神戸でもね」
「気候が違うね」
「いや、京都はね」
サラは少し苦笑いになってお話しました。
「夏暑くてね」
「冬は寒いね」
「神戸と逆でね」
「あちらは盆地だからね」
その為にとです、先生もお話します。
「だからね」
「そうした気候ね」
「そうなんだ」
京都はというのです。
「そこが京都の難点だよ」
「気候的な」
「それで大阪は夏は暑いけれど」
「冬は暖かいわね」
「比較的ね」
「あちらは結構拓けてるから」
「平野部でね」
「そうした気候ね、日本は四方が海に囲まれていて」
そしてと言うのでした。
「山も多くて北東から南西に拡がっているから」
「地域差がだよ」
「凄いのね」
「そうした国になっているんだ」
「そういうことね」
「だから鹿児島もね」
この県もとです、先生はハンバーグと一緒にあるサラダも食べてお話しました。
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