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八条学園騒動記

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第七百九話 大きな家畜達その十二

「やはりな」
「食べないですね」
「魚介類はいい」  
 そちらの寿司はというのだ。
「だがな」
「それが牛等になると」
「流石にな」
 それはというのだ。
「抵抗がある」
「そうですね」
「鰐は連合中で食べられているが」 
「生で食べるのは日本だけですね」
「そうだ、ただ鰐も食べるだけでなく」
 それに加えてというのだ。
「皮も骨もな」
「用いられますね」
「歯もな」 
 この部分もというのだ。
「同じだ」
「歯は骨と同じですね」
「そうだ」
「それは鰐も人も同じですね」
「簡単に言うと骨が口の中にあってだ」
 そしてというのだ。
「出ているのがな」
「歯ですね」
「だから連合ではな」
「生きものの歯もですね」
「用いる」 
 骨をそうしている様にというのだ。
「そうしている」
「そういうことですね」
「兎角何でもな」
「用いる国ですね」
「家畜でもな」
「そこを見習うことですね」
「それがいいだろう、それでだ」
 大尉は今度はこう言った。
「次はだ」
「何処に行きますか」
「動物園にするか」
 そこだというのだ。
「そこにするか」
「動物園ですか」
「生態系も知ることだ」
「相手のですね」
「そうだ、植物園や水族館も巡るが」
「次はですね」
「そちらだ」
 動物園だというのだ。
「そこに行ってな」
「連合を見るのですね」
「そうする、いいな」
「はい」
 上等兵は一言で答えた。
「それでは」
「行くぞ」
「その様に」
 上等兵も頷いた、そうしてだった。
 二人は今度は動物園に足を向けた、八条学園の中にあるそこに赴きそこでも連合のことを学ぶのだった。


大きな家畜達   完


                    2023・3・24 
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