神々の塔
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第二十八話 古代の神々その十四
「武器を奪うことになるので」
「見える様にしたんだね」
「そうしました」
「全体に銃弾爆撃みたいにしてもよかったんじゃないかな」
メジェドはこの戦術も話した。
「そうだね」
「それは考えませんでした」
「そうなんだ」
「姿が見えへんでもいそうな場所全体に攻撃を仕掛けたら」
「広範囲を攻撃する術とかでね」
「確かに攻められます、そやけど」
「確実性かな」
「絨毯爆撃は確かに効果があります」
姿が見えない相手にもというのだ。
「そやけど効率がです」
「悪いんだね」
「それはどうしようもない時で」
仕掛けるにしてもというのだ。
「最後の最後にとです」
「思っていたんだね」
「そうでした」
こう話した。
「僕としては」
「成程ね、策を複数だね」
「用意することも大事ですね」
「その通りだよ、一本取られたよ」
メジェドは笑った声で話した。
「見事、じゃあね」
「先にですね」
「行くといいよ、ただ飲み過ぎと歯磨きはね」
この二つはというのだ。
「いつもね」
「注意ですね」
「特に歯磨きはね」
これはと綾乃に話した。
「しておくことだよ」
「さもないと身体に悪いですね」
「お口の中が奇麗なら」
それならというのだ。
「その分ね」
「健康になりますね」
「身体全体を清潔にすべきだけれど」
「歯は特にですね」
「奇麗にだよ」
「お口の中はですね」
「そのことも言っておくよ」
綾乃達にというのだ。
「くれぐれもね」
「ほな宿屋では」
「しっかり磨くんだよ」
「そうします、ほなこれから」
「まずはだね」
「宿屋で身体清めて乾杯して」
そしてというのだ。
「気力と体力を回復させて」
「そうしてだね」
「また上に進みます」
こう神霊に答えてだった。
綾乃達は実際に宿屋に戻ってだった。
そうして身体を清め勝利を祝う宴を楽しみ休んで気力と体力を回復させた。そうしてさらに上に行くのだった。
第二十八話 完
2023・6・1
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