ハッピークローバー
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第八十八話 通天閣その十一
「多いみたいね」
「あそこその北朝鮮の教育が理想だよ」
「そう言ってるのね」
「だからね」
「そんなことも放置ね」
「日教組が強いと」
そうであるならだ。
「その学校問題多いとか聞いたよ」
「問題のある先生が多いからよね」
「北朝鮮の教育って酷いから」
理虹に眉を顰めさせて話した。
「階級あるし」
「何か革命がどうとかいう身分よね」
「しかも個人崇拝でね」
言うまでもなくあの独裁者へのだ。
「アメリカとかをやたら敵視する」
「そんなトンデモ教育よね」
「それが理想だから」
日教組の教育のだ。
「そんなところにいる先生が多いとね」
「その学校問題多いのも当然ね」
「関西そうした学校多いらしいけれどね」
このことは被差別部落や在日の問題が関わっているという、どちらも左翼勢力が深く関わっている問題である。
「幸いね」
「うちの学校日教組と縁ないし」
「クラス委員決めるにもね」
「そうしてるわね」
「それでそんな先生が選挙に出たら」
その時はというと。
「何があってもね」
「選挙に行って」
「その先生に投票しないことね」
「こうした先生って確実に悪いことしてるよ」
「今言った野党の人達と同じで」
「暴力とかセクハラとかね」
そうした悪事をというのだ。
「やってるよ、もう横領とか汚職だって」
「してるかも知れないわね」
「パワハラモラハラもね」
こうしたこともというのだ。
「普通だしね」
「そう思ったら」
「こんな先生が選挙に出たら」
その時はというのだ。
「絶対にね」
「投票したら駄目ね」
「本当に誰がなっても一緒じゃないよ」
古田のこの言葉は強いものだった。
「世の中屑と呼ぶにも値しない奴もいるから」
「そうした人達ね」
「犯罪犯してもばれてないだけの」
「ガチの犯罪者ね」
「そんなのもいるからね」
世の中にはとだ、二人は通天閣の中の店や窓からの景色を見てそんな話をした。そうしてからであった。
そこから下りて新世界の街で串カツを食べた、そこで理虹は言った。
「いや、幾らでもね」
「串カツ食べられるね」
「そんな感じよ」
「あれだよね」
一緒に食べる古田がこう言った。
「串カツはキャベツとね」
「そうそう、一緒にあるね」
そのキャベツを見て話した。
「それをね」
「一緒に食べるとね」
「胸やけしないから」
だからだというのだ。
「いいのよね」
「そうなんだよね」
「この組み合わせって誰が考えたのかしら」
理虹はそのキャベツを爪楊枝に刺して口に入れてから話した。
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