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X ーthe another storyー

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第二十七話 集結その二

「何があってもな」
「そうよね」
「さもないとだ」
「約束守れないね」
「ああ、だからな」  
 それ故にというのだ。
「絶対にな」
「殺さないのね」
「そうする、そしてだ」
「またよね」
「三人でな」
「楽しく過ごすのね」
「そうしよう、いいな」
「それじゃあね」
「そしてだ」
 神威はさらに言った。
「もう一つある」
「もう一つ?」
「俺の仲間達のな」
「天の龍の人達ね」
「皆好きだ」
 小鳥に微笑んで話した。
「頼れる、それに温かい」
「そうね、いい人達よね」
「最初は警戒していたが」
「今は違うわね」
「確かにな」
 まさにというのだ。
「信頼出来てな」
「頼れるのね」
「ああ、俺も何かあったらな」
 彼等にというのだ。
「その時はな」
「どうするの?」
「助ける」
 そうするというのだ。
「絶対にな」
「そうしていくのね」
「六人共いい人達だ、だが」
「だが?」
「戦いになるからな」 
 神威はこのことは険しい顔で話した。
「やはり誰かな」
「命を落とすこともあるのね」
「そうかも知れない、だが」
「出来る限りは」
「そうなって欲しくない」
「皆なのね」
「そうしたいしな」
「じゃあ神威ちゃんは」
「小鳥と封真だけじゃない」 
 二人に加えてというのだ。
「天の龍の皆もな」
「護るのね」
「その為に戦く、天の龍でなくてもな」
「あの人達でなくても」
「玳透もいる」
 彼もというのだ。
「あいつも仲間、友達だ」
「だからなのね」
「あいつに何かあってもな」
「護るのね」
「戦ってな」
 そのうえでというのだ。
「そうしたい」
「神威ちゃんは皆を護りたいのね」
「何の為に戦うか」 
 やや俯いてだ、神威は言った。
「果たしてな、そう考えると」
「護る為なの」
「俺はそう考えた」
「それが神威ちゃんの出した結論ね」
「そうだ、だからな」
 それでというのだ。
「これから一緒にいよう、あとだ」
「あと?」
「多分神社に戻っても封真は今はいない」 
 桃生神社、そこにというのだ。 
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