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神々の塔

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第二十五話 天使達の光その八

「お母ちゃんが持ってる」
「それでそう思ったんやな」
「ほんまそやったわ」
「まああのアニメおもろいから我も好きやけど」
「実際はどうか」
「それはちゃうってことや」
 こう言うのだった。
「ほんまな」
「そういえばあのお爺さん元兵隊さんやったわ」
 アレンカールはハムエッグを食べつつ言った。
「それなりの過去もな」
「ある人うあね」
「ただ優しいだけやなくて」
「過去もある」
「そんな人うお」
「それで実際のスイスもやね」
「ちょっとわかるわ」
 あの登場人物からもというのだ。
「何かと」
「そやね、アニメはええけど」
「そこから色々とね」
「わかるね」
「そうなのよね」
「誤解もして」
 そしてというのだ。
「そのうえで」
「理解もするわね」
「創作と実際の違いは把握する」
「そうせんとね」
 こうした話をした、そしてだった。
 一行は食後天使達の前に出た、すると。
 その天使達からだ、全身を甲冑で武装した者が出て来て言ってきた。
「おはつにお目にかかる」
「貴方はゼルエルさんですね」
「左様である」
 天使はまさにとだ、芥川に答えた。
「以後お見知りおきを」
「ほなそういうことで」
「そして我に加えて」
 さらにというのだ。
「他の者達もいるので」
「皆さんとですね」
「戦って頂けるか」
「その為に来ました」
 確かな声でだ、芥川は答えた。
「僕等も」
「左様であるな、それでは」
「今からですね」
「いざ尋常に勝負」 
 こう言うのだった。
「これより」
「ほなそういうことで」
 芥川は天使の言葉に頷いてだった。
 それぞれ散開し陣を敷いた、全員その瞬間に自分達の属性を変えた。
「さて、これでな」
「全員闇属性にしたし」
「天使さん達と有利にや」
 芥川は綾乃に話した。
「戦えるで」
「そやね」
「しかしな」
 芥川はさらに話した。
「それだけでや」
「勝てへんね」
「ああ、そんな生半可な方々やないで」
「天使さん達も」
「神霊の天使さん達は上位の方々や」
 天使達の中でもというのだ。
「ほんまな」
「そやからね」
「そう簡単にはな」
「勝てへんね」
「ああ、僕等が力を合わせ」
 そしてというのだ。 
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