ドリトル先生と桜島
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第六幕その十
「運命のまま今に至るのかな」
「そうかもね、そして桜島は西郷さんだけでなくね」
先生は皆にお話しました。
「鹿児島の人全てをね」
「護ってるんだ」
「そうしているんだ」
「鹿児島県や西郷さんだけでなく」
「そう思うよ」
先生としてはです。
「今の僕はね」
「霊的なものだね」
「このお話って」
「運命的で」
「宗教だよね」
「そちらのお話になるね」
「うん、宗教を否定すると」
ひいては神の存在をというのです。
「どうしてもね」
「説明出来ないことってあるよね」
「世の中って」
「科学とかだけだとね」
「どうしてもね」
「そうだね、理屈だけではね」
科学等を出してそれはというのです。
「とてもね」
「説明出来ないよね」
「西郷さんの人生も」
「とても」
「神様も仏様も否定して」
そうした人のこともお話するのでした。
「自分の力、能力だけで生きるという人がいても」
「何かそうした人こそだよね」
「失敗するよね」
「えてしてそうしたものよね」
「日本でそうした人の中で僕が見た人は」
そうした人はといいますと。
「以前お話したけれど日本の皇室や自衛隊は否定して」
「ああ、北朝鮮の世襲の体制は認めているんだったね」
「共産主義なのに世襲だっていうのに」
「そうした人だよね」
「もうね」
「もうこの時点で間違えてるしね」
そうなっているというのです。
「その後の人生もね」
「失敗するよね」
「間違いなく」
「その考え自体が失敗しているから」
「そこからどうしても」
「僕はこの人を見てあらためて確信したよ」
そうなったというのです。
「人間はね」
「うん、神も忘れてはいけないね」
「その存在を感じる」
「そのことも大事だね」
「自分の力だけで生きられないね」
「まして今お話した人が自分の力だけで生きられるか」
先生は皆に問う様に言いました。
「わかるね」
「普通の人に言ったら馬鹿だろでね」
「それで終わる人だからね」
「自分の力だけで生きられないよ」
「絶対に」
「僕もそう思うよ」
先生もというのです。
「間違いなくね」
「考えをあらためないとね」
「さもないととんでもない馬鹿な人生歩むね」
「大抵の人から駄目出しされる」
「そんな人生になるね」
「沖縄に行った時基地の前で不法にいつもいる人達がいたけれど」
先生は沖縄で見たその人達のことを思い出しました。
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