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ドリトル先生と山椒魚

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第十二幕その八

「恰好悪いよ」
「ソクラテスさんと全く違うね」
「悪法もまた法だね」
「そう言って法律を守って死んだよ」
 死ぬことを求められて自ら毒を飲んでそうしました。
「この人は恰好いいけれど」
「ヤクザ屋さんなんてね」
「恰好悪いね」
「北朝鮮もだよ」
「法律を破って守らないことはね」
「悪いことで」
「そして恰好悪いんだよ」 
 そうだというのです。
「だからオオサンショウウオについても」
「食べたら駄目だね」
「そうだよ」
 絶対にというのです。
「そのことはね」
「守らないとね」
「そういうことだよ、無許可に捕まえることもね」
「よくないね」
「さもないと絶滅しかねないからね」 
 この心配があるというのです。
「冗談抜きにね」
「そのこともあるね」
「そうだよ、あるよ」
 本当にというのです。
「これまでそうした事例もあったしね」
「歴史の中で」
「そうもなってきたから」
 それでというのです。
「そんなことを繰り返さない様に」
「僕達はだね」
「法律も守って」
「オオサンショウウオを捕まえたら駄目だね」
「ましてや食べるなんて」
 そうしたことはというのです。
「駄目だよ」
「そういうことだね」
「では今からね」
「うん、食べようね」
「サラダや野菜スティックもあるし」
 野菜料理もあります。
「楽しくね」
「食べようね」
「そうしていこうね」
 笑顔でお話してでした。
 皆で蛙や鰐、鳥のお料理にサラダ等を食べお酒も楽しみます。先生はジョッキでビールを飲んでから言いました。
「唐揚げとビールもいいね」
「日本の居酒屋の定番だよね」
「あの場合は鶏だけれど」
「蛙でもね」
「いいよね」
「そうだね、焼き鳥もね」
 先生は今度はそれを食べています、腿肉と葱の組み合わせが最高です。
「いいね」
「そうだよね」
「焼き鳥にビールもね」
「日本の居酒屋の定番だよ」
「そちらも」
「そう思うよ、この美味さは」
 本当にというのです。
「素敵だよ、今度は鰐を食べようかな」
「何かね」
 ここで言ったのはダブダブでした。
「日本のビールって随分美味しいみたいだね」
「そうよね」
 ポリネシアはダブダブの言葉に応えました。
「お話を聞いてると」
「先生も美味しそうに飲むしね」
「ビールを飲む時はね」
 チープサイドの家族もお話します。
「イギリスの時よりもね」
「美味しそうだしね」
「飲む勢いもかなりだね」
 ホワイティも言います。 
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