猫のリビーのお話Ⅲ
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第二章
「全部売れてよかったからね」
「それでなのね」
「これから美味しいものを食べようか」
こう奥さんに言うのでした。
「そうしようか」
「いいわね、けれどもう食材はね」
「全部売ったしね」
「パイに使ってね」
「そうしたからね」
「食材はないわ」
「それじゃあどうしようか」
ご主人はここまで聞いてリビーに尋ねました。
「それなら」
「いや、何とでもなるわ」
「何とでもなんだ」
「だって売り切れるまで売れてね」
そうなってとです、リビーはご主人に笑顔で答えました。
「お金があるから」
「ああ、それならね」
「そのお金で今度は私達がお店に行って」
「そしてだね」
「美味しいもの食べましょう」
「そうだね、そうしよう」
これがご主人の返事でした。
「考えてみたら売れてお金があるんだしね」
「結構以上なものが食べられるでしょ」
「そうだね、それじゃあね」
ご自身の奥さんにさらに言います。
「今度は僕達が出店のお客さんになって」
「一緒に美味しいもの食べましょう」
「好きなものを買ってね」
「そうしましょう」
「それじゃあね」
「貴方達はどう思うかしら」
リビーはご主人が自分の考えに賛成したことを受けて今度はトムとピーターラビットに応えました。
「それでいいかしら」
「うん、僕はいいよ」
「僕もね」
トムもピーターラビットも賛成しました。
「美味しいもの食べよう」
「今から皆でね」
「わかったわ、じゃあお店の後片付けをしてね」
そしてとです、リビーは笑顔で応えました。
「それからね」
「うん、美味しいものをだね」
「食べに行きましょう」
こう言ってでした。
皆で出店の後片付けをしてそうしてからでした。
美味しいものを食べに行きました、皆で頑張って働いた後に食べるものは猫のリビー達と兎のピーターラビットでは違いました。
ですがそれでもです、皆でそれぞれ美味しいものを食べました。そうして楽しい想いをしました。
猫のリビーのお話Ⅲ 完
2023・2・26
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