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ハッピークローバー

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第七十六話 愛国心その十二

「漫画原作者の人も」
「自分しかなくて」
「最初におかしなことを聞いて」
「他の人の言葉聞かなくて」
「自分だけでそのおかしな話のまま考えていって」
「ああなったのね」
「いや、自衛隊とか冷静に見たら」 
 偏見を抜いてというのだ。
「どれだけ有り難い組織か」
「災害から人を助けてくれる」
「警察だってね」
「権力に反対する人達って警察も嫌いだしね」
 権力対市民などと言ってだ。
「何故か」
「いや、犯罪しないとね」
「警察怖くないしね」
「革命とか考えないとね」
「革命ね」
「革命って暴力だしね」
 暴力革命という言葉がある通りにだ。
「選挙で政権交代じゃなくてね」
「暴力で無理矢理自分達が権力者になるのがね」
「革命でしょ」
「フランス革命とかロシア革命ね」
「今の日本選挙あるから」
「それで政権就けばいいのよね」
「それをしないで」
 それでというのだ。
「暴力で、もう邪魔者は殺す」
「そうした考えで動くと」
「もう法律も警察もね」
「邪魔でしかないわね」
「そんな考えでもないと」
 それこそというのだ。
「警察を嫌うとかね」
「ないわね」
「潰れたお店の人も」
「そうした考えの人ね」
「だから殺された人達のこともね」
 その人達だけでなく遺族の人達もだ。
「革命があるならね」
「当然のことね」
「それで自分さえ無事ならね」
「誰が死んでもいいのね」
「そうした人でしょ、それで革命が起こって」
「自分が偉くなったら」
 革命の結果としてだ。
「それで」
「いいのよ」
「最低な考えね」
「そうじゃないとテロで人が殺されてね」
「権力に反対する人達がするならいいとか」
「言わないし思わないわよ」
「ううん、そんな人がお店にいる様なら」
 かな恵はあらためて思った。
「潰れるのもね」
「お店がね」
「親会社があったらね」
「その親会社もあったら」
「知れたものってことね」
「だからどっちも潰れたってことよ」
「お店も親会社も」
 その両方がというのだ。
「そういうことね」
「どうせ他の店員さんもね」
「知れたものね」
「そうでしょうね、いや何か過激なこと言う人はね」
「そもそもがおかしくて」
「そうした人達の言うことはね」
 かな恵に考える顔で話した。 
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