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仮面ライダーリバイス 禁断の力

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第三十章

「この闘いにもな、だが戦い自体は続いている」
「だからだな」
「まだ油断するな」
「ああ、戦いが終わるまでな」
 大二も応えた、そうしてだった。
 ライブ達そこにいるライダー達はそれぞれの闘いに勝ってもまだ油断していなかった、それぞれ構えを取って警戒していた。戦いはまだ終わっていないことが誰もがわかっていたからこそ。
 リバイとバイスはスサノオと戦っていた、二人で完全に息を合わせてスサノオと戦うがスサノオは何とだった。
 心は一つだが彼等を完全に二つに分けてそのうえで二人と戦っていた、そのうえでこんなことを言った。
「思えば悪魔も私が生み出したな」
「えっ、そうだったのかよ」
「そうだ、果たしてどういった存在になるかと思い生み出したが」
 自分の話に驚くバイスに闘い続けながら話した。
「実に面白い。人に影響を与えつつ自分達も人となっている」
「それは俺っち達が人の心を持ったからかよ」
「その通りだよ」 
 まさにという返事だった。
「だからだよ」
「俺っち達は人間になったのか」
「如何にも。そして」
 スサノオはさらに話した。
「人間にどういった影響を与えるかとも思ったが」
「それはあんたが見ている通りだよ」
 今度は一輝が答えた。
「よくわかったな」
「うむ、互いに影響し合ってだ」
「悪魔は人間になってな」
「人間は鏡を見ている」
「そしてよくなっていってるんだな」
「人間はな、ひいてはだ」
 スサノオは二人の万全の連携の攻撃を落ち着いて防ぎつつ話した。
「悪魔もか」
「よくなっていっている、言うなら人間同士が互いに鏡となってだ」
 そのうえでというのだ。
「自分達を高め合っている」
「そうなんだな」
「人間はそうあるべきだ、互いに見合って高め合う」
「そして何処までもか」
「高い存在になる、やはり人間は面白い」
 笑った声でこうも言った。
「これからも見ていきたい」
「そうか、けれどな」
「この戦いはこれで終わりだぜ」
 リバイだけでなくバイスも言って来た。
「もう俺っち達もかなりダメージ受けたしな」
「それはあんたもだろ」
 互いに火花を散らし合う死闘の中でだった。
 双方満身創痍になっていた、それで彼等も言うのだ。
「それじゃあな」
「そろそろ終わりにさせてもらうぜ」
「そうか、なら私も君達に最高の攻撃を見せよう」
 スサノオは身体を二つにしたまま話した。
「そうさせてもらおう」
「そうか、それじゃな」
「俺達もやるぜ、一輝いいな」
 バイスはリバイに顔を向けて声をかけた。
「俺っち達もな」
「今度の攻撃でな」
「終わらせるぜ、あれでな」
「あの攻撃でな」
 二人で言い合いそしてだった。
 共に絶叫しつつ前に突っ込んだ、スサノオはその彼等に無数の闇の矢を放ったがその攻撃に対してだった。
 二人は最早当たるのも構わず怯まず突っ込んだ、見れば前にオーラを出してそれを盾にしていた。そうしてだった。
 スサノオに突き進み共にまずは正面から全体重と突進のスピードを込めた蹴りを浴びせた、そしてその蹴りの反動でだった。
「バイス、今度はな」
「ああ、あのキックだな!」
「それで終わらせるぞ!」
「わかったぜ一輝!」
 バイスも応えてだった、そのうえで。 
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