仮面ライダーリバイス　禁断の力

「飛羽真も」
「うん、全力で行くよ」
　神山はその芽依に約束した。
「最初からね」
「じゃあお願いね」
「ここは任せてくれよ」
　神山はあらためて五十嵐達に声をかけた、すると五十嵐が応えた。
「ああ、悪いけれどな」
「悪くないさ、そっちはそっちでな」
「スサノオとか」
「戦ってくれよ」
「ああ、そうしてくるな」
「そして勝って来るからな」
　ここでだ、バイスも言ってきた。
「楽しみに待っていてくれよ」
「ああ、ここでの戦いが終わったらな」
「吉報待っていてくれよ」
「そうさせてもらうな、じゃあな」
「行って来るな」
　神山が応えると五十嵐もだった。
　笑顔で応えた、そしてだった。
　この場は剣士達が受け持ち五十嵐達は先に進んだ、剣士達は彼等を見送るとすぐに全員が変身した。そのうえで。
「戦いましょう」
「はい！」
　自身も漆黒のライダーとなったソフィアの言葉に頷いてだった。
　それぞれの剣を手に戦いに入った、まずは格納庫での死闘がはじまった。
　五十嵐達は先に進むがかつて赤石もいた広い一室の中に入るとだった。バイスは五十嵐に言った。
「一輝、何かな」
「ああ、出て来るよな」
　五十嵐は緊張した面持ちでバイスに応えた。
「こうしたところでな」
「そうだよな」
「もう如何にもって場所だからな」
「いい思い出はないが懐かしい場所だ」　
　狩崎も言ってきた、彼は前を見据え真剣な顔である。
「この部屋はな」
「そうだな、ここでよく赤石と話もした」
　門田も言う。
「そしてな」
「彼女ともな」
「そのことを思い出すな」
「全くだ、そしてそんな場所だからこそだ」
　狩崎はさらに言った、
「戦うとなるとな」
「おあつらえ向きの場所だな」
「そうなる、ではな」
「スサノオも仕掛けて来るな」
「間違いなくな」
　こう言って身構えようとした時にだった。
　部屋に煙の様にデッドマンズた出て来た、カゲロウはその彼等を見て言った。
「全部いるな」
「ああ、蜂に烏賊に狼にカメレオンにな」
「アノマロカリスとプラナリアね」
　さくらはそのデッドマンズを見て言った。
「あとサーベルタイガーね」
「そうだな、この連中が出て来たか」
「じゃあ大二兄ィもいいわよね」　
　さくらは自分の横にいる次兄に言葉を返した。
「ここが私達の戦いの場所になるわよ」
「ああ、やるか」
　大二も応えた。
「ここでな」
「この連中やっつけるわよ」
「さくら、私もいるわよ」
　さくらの横に花が来ていってきた。
「一緒に戦うわ」
「そうしてくれるのね」
「僕もいます」
「俺も戦うから」
　牛島と玉置もすっと前に出た。
「こうした時こそ戦わないと」
「何が仮面ライダーか」
「相手にとって不足はない」
　狩崎は傲然とさえして言った。
「私も変身させてもらおう」
「一輝、お前は先に行け」
「行け行け」
　元太にラブコフが続いた。