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星河の覇皇

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第八十三部第五章 謎の兵器の正体その八

「ここはです」
「レーダーもですね」
「高性能のものを開発していきますね」
「そして実用化し」
「各艦に備えるのですね」
「勿論偵察艇にもです」
 こちらにもというのだ。
「搭載します」
「そして、ですね」
「攻撃される前に発見する」
「そして攻撃を加える」
「そうしていきますね」
「是非共。ただ」
 八条はこうも言った。
「こちらが高性能のレーダーを備えますと」
「そうすれば、ですね」
「敵はより隠密性の高い潜水艦を持って来ますね」
「そうしてきますね」
「開発してきてです」
「艦隊に配備してきますね」
「技術は日進月歩、鼬ごっこです」
 そうしたものだというのだ。
「ですから」
「兵器も然りで」
「やはりですね」
「こちらが高性能のレーダーを開発しても」
「エウロパもですね」
「やがては」
「優秀な兵器を出してきます」
 連合から見てもというのだ。
「必ず、ですから」
「我々は、ですね」
「それにどう対するかですね」
「重要であるのは」
「そのことですね」
「そうかと、そうしたことも頭に入れて」
 そしてというのだ。
「我々としてはです」
「常にですね」
「よい兵器を開発していく」
「そして製造していきますね」
「そうです、エウロパ軍を常に凌駕する」
 技術的にというのだ。
「そうした兵器をです」
「常に置いておくべきですね」
「ただ数が多いだけでなく」
「技術的にも凌駕している」
「そうした兵器であるべきですね」
「おそらくエウロパは技術格差を急激に埋めようとしてきます」
 連合とのそれをというのだ。
「軍事でも、そして」
「潜水艦も開発し」
「実用化して、ですね」
「そして、ですね」
「そちらもですね」
「技術革新を続けていきます」
 潜水艦についてもというのだ、それこそ他の兵器に対してもそうしている様にというのである。八条は言うのだった。
「ですから」
「それで、ですね」
「我々にしても」
「技術力を上げていく」
「そうしていくべきですね」
「若し技術を停滞させると」
 どうなるかとだ、八条は話した。
「その場合はです」
「エウロパに技術で抜かれ」
「そこからですね」
「再びエウロパに圧倒され」
「帝国主義時代の様になりますね」
「その危惧は常にありますね」
 連合にはとだ、八条は話した。 
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