弱い巨人最高
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第二章
「もうな」
「だったらね」
「悪い連中は嫌わないとな」
「むしろ好きな方がよ」
「問題だな」
「そう、だからね」
「嫌い過ぎてもいいな」
父も納得した、そしてだった。
一家で朝食を食べた、その後でそれぞれ出勤し登校したが。
寿は自分の中学に投稿してからもだった、怒っていて言うのだった。
「アレを目指すならだよ」
「巨人に勝て」
「お得意様にしろ」
「そうしろっていうんだよな」
「そうだよ、巨人を倒してだよ」
まさにそうしてというのだ。
「やらないとね」
「それはその通りだな」
「やっぱり巨人に勝たないとな」
「特に今の巨人弱いしな」
「弱いチームにこそ勝たないとな」
「今ヤクルトは調子落としてるけれど」
寿はクラスメイト達に他のチームのことも話した。
「けれどだよ」
「ああ、それでもな」
「やっぱりヤクルトもあのままじゃないな」
「調子戻してくるよな」
「村上さんにしても」
「そうなったら強いからね」
ヤクルトについては嫌悪を見せることなく話した。
「ヤクルトとのペナント争いの中巨人に星をとり零したら」
「それが響くな」
「そうなることも考えられるよな」
「どうしても」
「そうなるからね」
だからだというのだ。
「ここはだよ」
「巨人に勝たないとな」
「他のチームに対してもそうでも」
「やっぱり巨人だよな」
「巨人こそお得意様にすべきだよ」
「世の中悪い奴をやっつけないと」
寿はこうも言った。
「駄目だしね」
「もう巨人なんてな」
「どれだけ悪いことしてきたか」
「オーナーのやりたい放題言いたい放題」
「酷かったからな」
「球界自体私物化してな」
「巨人は球界のいや日本の北朝鮮だよ」
寿は断言した。
「まさにね」
「その通りだな」
「もう体質がそのままだよな」
「最近金もなくなってきてな」
「余計に北朝鮮化してきてるな」
「北朝鮮なんて誰でも知ってるよ」
この国がどんな国かをというのだ。
「中学生の僕達でもね」
「しょっちゅうテレビやネットでやってるしな」
「ミサイルばかり撃って好き勝手やってな」
「将軍様の独裁国家だよ」
「国民の人達皆餓えていて将軍様だけ太ってる」
「軍隊ばかりでな」
「あんな国に生まれたら終わりだよ」
寿は言い切った。
「その時点でね」
「そうだよな」
「もう食いものなくてな」
「ちょっとしたことで死刑だしな」
「収容所送りだし」
「あんな国に生まれなくてよかったよ」
「全くだよ」
クラスメイト達もその通りだと頷いた。
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