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ハッピークローバー

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第七十四話 自衛隊の後はその十二

「塩分のこともね」
「気になるし」
「暫くは控える」
「そうしないとね」
「私達もでね」
 一華はまた枝豆を食べて話した。
「かな恵もね、もっともかな恵のお母さんそこはしっかりしてるから」
「ちゃんと言うのね」
「暫く控えなさいって」
「そうした風に」
「そうした人だから」
 それでというのだ。
「安心してるって言えばね」
「してるのね」
「一華ちゃんにしても」
「そうなのね」
「そうなのよ。けれど私もね」
 自分もというのだ。
「友達だしね」
「しかも幼馴染みよね」
「幼稚園の頃から一緒の」
「そうした間柄よね」
「かな恵には色々助けてもらってきたのよ」
 このことは他のメンバーも同じであり一華も彼女達からそう思われている。
「だったらね」
「言うことは言う」
「それもお友達ね」
「そういうことね」
「そうお母さんにも言われてるのよ」
 自分の母にもというのだ。
「だからね」
「それでなのね」
「言うのね」
「ちゃんと」
「そうするわ」
 こう言うのだった。
「私もね」
「言うことはちゃんと言う」
「忠告も」
「相手が嫌がりそうなことでも」
「それもまた友達だってね」
 その様にというのだ。
「お母さんに言われたし」
「一華ちゃんのお母さんもしっかりしてるじゃない」
「そういうこと教えてくれるって」
「随分とね」
「優しいけれど」
 その母のことも話した。
「言うことはね」
「しっかりしてるのね」
「ちゃんと教えてくれる」
「そんなお母さんなのね」
「そうなのよ」
 これがというのだ。
「ちゃんとね」
「大事なことは教えてくれる」
「そんなお母さんね」
「そんなお母さんって本当にいいわよね」
「世の中色々なお母さんいるけれど」
「教えるべきことを教えてくれる」
「そうしたお母さんでないとね」
「そうよね、私もね」
 今も酒を飲みつつ友人達に話した。
「そんなお母さんになりたいわ」
「私もよ」
「私だってそうよ」
「そんなお母さんになりたいわね」
「是非共ね」
 友人達もその通りと一華の言葉に頷いた。
「大人になってね」
「結婚してね」
「それでお母さんになったら」
「そうなりたいわね」
「絶対にね」
 一華は飲みながら言った、そうした話を飲みながらしてだった。
 この夜も過ごした、酒を飲みながらも過ぎては駄目だとも思った。そうした話もしつつ飲むのだった。


第七十四話   完


                  2023・2・15 
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