ハッピークローバー
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第七十四話 自衛隊の後はその十一
「他のね」
「ビールとかワインもね」
「焼酎とかもね」
「当然ほろよいとかストロング系も」
「どっちも飲みやすいけれど」
「暫くは飲まない」
「そうしないとね」
「実はかな恵ストロング系大好きなのよ」
一華は困った顔で話した。
「お酒は何でも好きで」
「それでなのね」
「ストロング系も好きなのね」
「そうなのね」
「よく飲んでるわ、ストロング系って飲みやすいけれど」
それでもというのだ。
「アルコール度強いからね」
「そうそう」
「あれで結構ね」
「ワインとか日本酒程じゃないけれど」
「強いのよね」
「九パーセントだからね」
ストロング系のアルコール度はというのだ。
「ビールは五パーセントでね」
「それと比べるとね」
「倍近く強くて」
「それで飲みやすいからね」
「そこが危ういのよね」
「だからかな恵もよく飲むのよ」
彼女もというのだ。
「それが心配なのよ」
「あの娘が一華ちゃん達の中で結構お母さんだけれど」
「そんなポジションだけれど」
「お酒のことはなのね」
「心配する時があって」
それえというのだ。
「その時がまさにね」
「今ね」
「そういうことね」
「要するに」
「そうなの、それでね」
だからだというのだ。
「かな恵には言うわ、暫く牛乳か紅茶をね」
「飲むことね」
「お酒じゃなくて」
「そっちね」
「そう、お酒は本当に時々で」
それ位にしてというのだ。
「ずっと飲んだらね」
「暫く飲まない」
「それで肝臓とかを休める」
「ダイエットもする」
「そうすることよね」
「カロリーゼロのお酒もあるけれど」
まさにストリング系がそれである、そして糖分もゼロである。こうした視点ではいい酒であるのだ。
「一緒に食べるでしょ」
「何かとね」
「そっちも楽しみだしね」
「今の私達もそうだしね」
「瀬戸内の海の幸にお豆腐」
「枝豆も食べてるしね」
「それでよ」
一華はその枝豆を食べつつ友人達に応えた。
「ダイエットもね」
「お酒飲むとね」
「気をつけないとね」
「そっちもね」
「どうしても」
「塩分も気になるしね」
こちらもというのだ。
「お酒のおつまみって」
「そうなのよね」
「おつまみって塩気多いのばかりだしね」
「お刺身とかお豆腐でもお醤油使うし」
「塩分もね」
「心配になるしね」
「謙信さんもそこが問題だったし」
先程話に出た彼もというのだ。
「お塩とかお味噌とか梅干しとか」
「高血圧待ったなし」
「大酒飲んでそういうのおつまみだとね」
「それも毎晩だったし」
「高血圧にもなったわね」
「お亡くなりになったのそっちも原因みたいだし」
「肝臓も肥満も気になって」
そしてというのだ。
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