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星河の覇皇

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第八十三部第五章 謎の兵器の正体その一

                謎の兵器の正体
 技術部からの報告を聞いてだった。
 八条は国防長官の席で満足して頷きそのうえで話した。
「ではです」
「はい、いよいよですね」
「試験運用を開始しますね」
「その様にされますね」
「そうしていきます、これでです」
 八条は技術部の将官達に微笑んで話した。
「我が軍はこれまで以上に強くなります」
「新たな戦力を得てですね」
「そうしてですね」
「よりそうなりますね」
「我が連合軍は」
「間違いなく、思えば」
 八条はこうも言った。
「連合軍はこれまで見せる軍隊でしたね」
「巨大な戦力を誇示する」
「その数と装備を」
「そうした軍隊でしたね」
「確かに」
「はい、ですが」 
 これからはというのだ。
「これまでのそうした戦力だけでなくです」
「この艦も運用し」
「陰の戦力も使う」
「そうもしていきますね」
「そうもしていきます、物事には陰と陽があります」
 八条はここで陰陽術の話もした。
「我が連合軍は確かにです」
「これまでは、ですね」
「見せる、陽の気が強い軍隊で」
「それで戦ってきましたが」
「今後はですね」
「そちらの。陰の戦力も使い」
 そのうえでというのだ。
「戦っていきます」
「開発に苦労した介があります」
 青い目の黒人の中将が言ってきた。
「この兵器は」
「はい、姿が見えずですね」
「そのうえで巨大な攻撃力を持っている」
「ミサイル艦に匹敵するまでの」
「その開発と製造はです」
 技術部にしてもというのだ。
「やはりです」
「かなりの時間がかかりましたね」
「はい、ですが」
「それでもですね」
「専用のミサイルを搭載し」
「魚雷と合わせて」
「そして隠密に行動し」
 そうしてというのだ。
「敵に攻撃を浴びせる」
「そうして隠密裏に逃げる」
「そうした兵器もですね」
「私は欲しいと考えていました」
「かつての潜水艦の様な」
「はい、今も惑星では使用しています」
 水中ではだ、この時代では各国の海上警備隊や海洋警察等が使用している艦艇の一つとなっている。
「その艦艇をです」
「宇宙でもですね」
「使用出来ればと考えていまして」
 それとだ、八条は話した。
「そしてです」
「そのうえで、ですね」
「技術部にお話をしましたが」
「はい、技術部としましても」 
 中将は八条にさらに話した。
「そうした兵器があればとです」
「私のお話を受けてですね」
「考え」 
 そしてというのだ。 
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