八条学園騒動記
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第六百九十五話 何でも飲む国その十
「韓国を見ていたら」
「一目瞭然だな」
「力の使い方というか」
「向ける先がだな」
「国家単位でね」
韓国という国のというのだ。
「それでね」
「間違っているな」
「うん、それでね」
その為にというのだ。
「かなりね」
「国益を損しているな」
「ちゃんとした方向にだよ」
「国力を注いでいるとな」
「韓国は今よりずっとね」
「よくなっているな」
「三割位違ったんじゃないかな」
ベンは少し考えてから言った。
「韓国は」
「三割って大きいよ」
トムはその割合を聞いて述べた。
「やっぱりね」
「そうだな、百がな」
「百三十になるとね」
「全く違う」
「そうだよね」
「まして対する日本はな」
韓国が必死になって向かっているこの国はというのだ、言うまでもなく今彼等が暮らしている国でもある。
「自然とだ」
「発展していってるね」
「その国力をな」
まさにそれをというのだ。
「普通にな」
「向けるべき方向に向けてるから」
「だからな」
「それでだよね」
「まさにな」
「自然とだよね」
「発展していっている」
日本はというのだ。
「千年の間な」
「だから連合四大国の一国だね」
「そうまでなっている」
「そうだよね」
「ナイジェリアの様に軍事にな」
こちらの分野にというのだ。
「力を注がなければならないか」
「中央政府軍創設前のね」
「あの国はエウロパと接していたからな」
国境、それをだ。
「ガンタース要塞群を持っていて」
「あそこの守りをガチガチに固めて」
「大軍も持たないといけなかったが」
「韓国それもないしね」
「分断されていた頃は違ったが」
その北朝鮮とだ。
「相手が凶悪でな」
「何時何をしてくるかわからなくて」
「常に備えが必要だったからな」
「軍隊にも力を入れてたね」
「そうだったが」
それがというのだ。
「今はな」
「全然だよね」
「軍事にも力を注がなくてよかった」
「それじゃあね」
「日本を見ないでな」
そうしてというのだ。
「韓国は韓国でやっていっていればな」
「国益も損しないで」
「それでだ」
「正常に発展していて」
「ベンの言う通り三割はな」
ベンを見つつトムに話した。
「より発展したいただろうな」
「そうだね」
「兎に角我が国はな」
「日本を意識し過ぎだね」
「今話に出た軍隊もだしな」
こちらの分野もというのだ。
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