◆今話の登場ヒロイン
◆エヴァ・バレンストロート
オーファンズヘブン解放戦線に参加している主力メンバーの1人であり、黒に近い茶髪と蒼い目が特徴の色白な美少女。退役直後、エンデバーランドで起きたテロに遭遇していた生き残りであり、その時の悔しさを糧に市街地戦やCQCの訓練を積んでいた女傑。使用銃器はH&K HK416と、グロック17。年齢は20歳。
スリーサイズはバスト82cm、ウエスト58cm、ヒップ85cm。カップサイズはD。
※原案は神谷主水先生。
◆レオナ・ロスマン
オーファンズヘブン解放戦線に参加している主力メンバーの1人であり、膝上まで伸びている黒から赤へのグラデーションカラーの長髪と深紅の瞳、ショートパンツの軍服と学生服の合の子ような服装が特徴の美少女。一見ぶっきらぼうにも見えるクールな人物であり、余所者に対する警戒心も強い。また、車両の扱いにも長けている。使用銃器はドラムマガジンとM320グレネードを装着したH&K XM8。またヴィクトリアと共に、とある「秘密兵器」を用意している。年齢は17歳。
スリーサイズはバスト89cm、ウエスト55cm、ヒップ86cm。カップサイズはF。
※原案はRerere先生。
「当たり前だろう……! 市長は私達のような孤児を本当の子供のように受け入れてくれた人だった……! そんな市長を見殺しになど、出来るわけがない! そんなことを……許すわけには行かない!」
ジャックによって指摘された、今回のテロに対する某国政府の姿勢。その内容を耳にした主力メンバーの一員――エヴァ・バレンストロートは、忠義の背中に突撃銃「H&K HK416」の銃口を押し当てながら、蒼く鋭い目を細めて声を荒げていた。ふわりと艶やかに靡く黒に近い茶髪が、甘い匂いを振り撒いていく。
誰よりも市長を敬愛している、組織きっての武闘派である彼女は、Dカップの乳房をぷるんっと弾ませながら熱り立っている。むっちりとした85cmの桃尻も、歩むたびに左右に弾んで甘美な芳香を漂わせていた。
彼女は退役直後の3月に、首都・エンデバーランドで発生した大規模テロに遭遇し、一命を取り留めていたのだが。当時の彼女ではノバシェードの戦闘員達にまるで歯が立たず、テロに巻き込まれていたベイカー市長を助けに行くことも出来なかった。
その時に味わった無力感を払拭するため、彼女は退役後も市街地戦やCQCの訓練を独りで続けていたのである。予備役として大学に通う傍ら、ベイカーのために訓練召集の日当を自身の母校に寄付する日々を過ごしながら。彼女は苦い記憶を糧に、牙を研ぎ続けていたのである。
「だけどよ、それもハッキリ言って時間の問題だぜ? 政府としても、諸外国にいつまでも弱腰と見られるのは避けたいところだろう。このまま手をこまねいていたら……」
そんな彼女の様子に、忠義は銃口を突き付けられながらも呆れたような声を漏らしている。戦場では感情的になればなるほど不利になる、ということを肌で知って来た歴戦のライダーとしては、エヴァの振る舞いに危うさを感じずにはいられなかったのだ。
――忠義の言う通り。人質とされている市長の救出は今、大きな分水嶺を迎えている。
ノバシェードの攻撃により街も警察も壊滅し、最初に出動した正規軍の先遣隊も全滅。さらに人質の救出を目的とした軍の特殊部隊も敗走した今、頼みの綱は「専門家」として協力を要請された忠義達だけなのだ。
すでに街は正規軍により包囲されている状態であり、街を占拠しているノバシェードも容易くは脱出出来なくなっている。だが正規軍としても、簡単に人質ごと吹き飛ばすわけには行かない。
それでも万一、4人の仮面ライダーでもこの事態を打開することが出来なければ。怪人達から市長を救出することは不可能であるとの判断が下され、街への空爆が始まってしまうだろう。
もちろんそうなれば仮に怪人達を倒せたとしても、この国は国際社会からの苛烈な非難に晒されてしまう。物理的にはこの小都市しか被害を受けていない今回の事件だが、今後の対応次第では国の未来にも関わる重大な危機でもあるのだ。
政府の立場としては、何としても空爆の決行だけは回避したい。だが、テロに屈するわけには行かないのも事実。それに市長の救出を目指していた特殊部隊を失い、面子を潰されかけている正規軍の中には、空爆に意欲的な武闘派も居る。
約半年前。この某国の首都で発生した大規模テロ「エンデバーランド事件」で活躍し、勲章を授与されたこともある女傑――ヘレン・アーヴィング特務捜査官。
任務のため首都に身を置いていた彼女の説得がなければ、今頃とうに軍部は武闘派の圧力に屈し、空爆に踏み切っていたところだ。
誰もが振り向く絶世の美貌。透き通るような色白の柔肌。引き締まった腰回りに反した特大の爆乳と、安産型の巨尻。そして、エンデバーランド事件の英雄という、圧倒的な名声と発言力。
その全てを兼ね備えている彼女の言葉は、武闘派の軍人達でも決して無視出来るものではなかったのである。
少しでも長く彼女の匂いを近くで堪能しようと企んだ武闘派の高官達は、エンデバーランド市内の軍事基地内に「交渉」の場を設け、説得に訪れた彼女の美貌と乳揺れに鼻の下を伸ばし続けている。
すでにヘレン本人からはその意図も見透かされており、呆れ果てたようなジト目で睨まれることも少なくないのだが、そんなことはお構いなしであった。
彼女が常に羽織っている「黒のロングコート」でも隠し切れない抜群のプロポーションは、絶えず高官達の意識と視線を釘付けにしており、空爆への決断を大きく鈍らせているのだ。だが、そんなものは単なる「時間稼ぎ」に過ぎない。
今はヘレンの説得で辛うじて踏みとどまっている状態だが、その説得の根拠となっている新世代ライダー達が失敗すれば、軍部も彼女の言葉に耳を貸すことは出来なくなる。
武闘派の高官達がヘレンの美貌に魅了されている今のうちに、穹哉達は是が非でも市長とこの街を解放せねばならないのだ。だが、解放戦線の美少女兵士達は彼らの背後関係を察しつつも、猜疑心を剥き出しにしている。
「……あなた達『仮面ライダー』が来たのは、それが理由なのですか? 私達の力なんて、信用ならない、とでも?」
「好きに思ってくれれば良い。俺達は、俺達の役目を果たしに来ただけだ」
忠義の言葉に眉を顰める、冷静沈着な組織の頭脳――レオナ・ロスマンは、正信の背中に突撃銃の銃口を押し当てたまま、冷たい声色で呟いていた。ドラムマガジンとM320グレネードを装着した、突撃銃「H&K XM8」だ。
色事の類とは無縁、と言わんばかりのクールな佇まいではあるが、その扇情的なボディラインは彼女の戦闘服を内側から激しく押し上げており、Fカップの巨乳と安産型の桃尻で、今にもはち切れそうになっている。彼女の怜悧な美貌と蠱惑的な香り、そして圧倒的なプロポーションに魅了された男の数は、計り知れない。
黒から赤へのグラデーションカラーの髪を膝上まで伸ばし、深紅の瞳を輝かせる美少女。そんな彼女は、ショートパンツの軍服と学生服の合の子ような服の上から、赤いフード付きのジャケットを着用している。
テロによって実の両親を失い、死に目にも会えなかった彼女の目には、ノバシェードも仮面ライダーも同じ「余所者」に見えているのだろう。正信の背中に銃口をグリっと押し付けながら、レオナは冷たい視線を向けている。
「あの子達に連行されてるってことは、あいつらもしかしてノバシェードの仲間なんじゃないのか……!?」
「くそっ……! あんな奴ら、さっさと死んじまえば良いのにっ……!」
組織の主力メンバーである彼女達4人は、スタイル抜群の美少女揃いである解放戦線の中においても、特に絶大な人気を博しているのだ。そのため、難民キャンプの男達は皆、ライダー達4人に凄まじい嫉妬の視線を向けている。
当然、ニッテ達と一緒に居ると言っても連行されているだけなのだが、それでも彼らとしては羨ましくて仕方がないのだろう。
そんな難民キャンプの男達の視線にため息を吐きながら、穹哉達はニッテ達に促され、最奥の一室に連行されるのだった――。