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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第二百八十四話 アイドルイベント その3

第二百八十四話 アイドルイベント その3
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
 
人気アイドル『アスベスト』のライブが近所で開催されることになった。
『アスベスト』は人間とパブリックモンスターの二人組アイドルである。
政府が発表した『新社会宣言』によって、共に社会で生きる人間とパブリックモンスターの共存を目指して結成されたのが『アスベスト』である。
アイドルを愛するのに人間もパブリックモンスターも関係ねぇぜってのが政府の狙いらしい。
ボーリングを大会を終えた俺はベットで寝ようとする。
しかし、俺の前にPGS(パブリックガーディアンズ)の監視任務で俺と同居しているヨシノが立ちふさがる。
「ちょっと、そこ、私のベットなんですけど!わざとやってんなら、ぶっ殺すわよ!」
「ちょっと、ここ、俺の部屋なんですけど!痛てぇ!」
言い返した途端、俺はヨシノに腹パンをもらって地面にうずくまる。
俺はしかたなく、いつも通り、床に布団を敷いて寝る。
睡眠中の俺の頭におぼろげながら浮かんでくる、パブリックモンスターの出現・暴走を知らせるいつものアレ↓が。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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「ゔわああああああああああああああああああああああああッ‼」
睡眠中に突然、叫びだした俺にヨシノがキレる。
「うるせーわよ!」
俺は身支度を整えて、本能の赴くままに近くの駅に向かう。
俺はあえて改札口を通らずにフェンスをよじ登ってプラットホームに降りて、電車の中に入る。
電車はどうやら、乗客が緊急停止ボタンを押したのか、停止している。
電車の中でサラリーマンと頭部に角が生えた女性が口論をしている。
頭部に角を生やしている女性はおそらくパブリックモンスターだろう。
「おい!パブリックモンスターが電車なんて乗ってんじゃねぇよ!」
「どうして、パブリックモンスターが電車に乗ってはいけないんですか?」
「おめぇが人間じゃねぇからだよ!目障りなんだよ、死ねぇ!」
周りの乗客もパブリックモンスターの女性に向かって暴言を吐く。
「パブリックモンスターは人間社会から出ていけー‼」
「パブリックモンスターは死ねぇぇぇッ!」
「ここはお前らバケモノ共の居場所じゃねぇんだよぉ!」
俺はパブリックモンスターの女性に向かって差別的な発現をする乗客に向かって叫ぶ。
「なにするんですか!やめてください!」
しかし、遅かった。
パブリックモンスターの女性がストレスで暴走を始める。
「グガァァァァァァァァァァァァァァッ‼」
俺は現世に生命の断罪剣ライフセイバーを召喚する。
「パァァァブリックゥッ‼ブレイカァァァァァァァァーッ‼」
暴走したパブリックモンスターに向かってパブリックブレイカー↓を放つ。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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パブリックブレイカー↑の直撃を受けたパブリックモンスターが人間に戻る。
俺はパブリックモンスターに大して差別的な発現をしていた電車の乗客に向かって叫ぶ。
「差別、カッコ悪い‼」
俺は急いで電車から降りて、駅のホームのフェンスをよじ登る。
それを目撃した複数の駅員がフェンスをよじ登る俺の足を両手で引っ張ってくる。
「なにするんですか!やめてください!」
「それはこっちのセリフだァ!君のしたことは不法侵入だぞ!」
俺は適当なこと↓を駅員に向かって叫びながら、フェンスを飛び越える。
「ハッピーハロウィィィィィィィーンッ‼」
「まだ3月だぞォッ!」
俺を取り逃がした駅員のツッコミを聞きながら学生寮に向かって全力疾走する。
その日は体をたくさん動かしたせいか、よく眠れた。
しかし、人間とパブリックモンスターが共存できる日はまだ遠い。
次の日、竹田が自室にいきなり入ってきた。
竹田は美少女アイドルユニット『アスベスト』のファン専用に作られたピンクのハチマキとはっぴ、通称アスベスト親衛隊装備を身にまとっていた。
「おまたせ」
「いや、待ってねぇよ!俺、行かねぇって言ったよなァ!『アスベスト』のライブ‼」
「ライブ会場には多くの人間とパブリックモンスターが集まるんだぞ!なにかあったらどうするんだよ!」
「.....................じゃ、まいるか!」
「おう!まいるぜ!」
俺は人間とパブリックモンスターの共存のために、竹田と同じほぼ全身ピンクのアスベスト親衛隊装備に身を包み、恥辱を堪えつつライブ会場に向かう。
「なんで、俺までコレ着ないといけないわけ?」
「うるせぇ!着いたぞォ!」
ライブ会場はものすごい数の人間とパブリックモンスターが集まっていた。
ライブが始まった。
人間の美少女と、頭にウサギの耳を付けたパブリックモンスターの美少女が肌の露出の多いドレスを身にまとい、無責任で綺麗事ばかりの歌詞のアイドルソングを歌って踊っている。
ライブは大盛り上がりで、ファンの中には生魚の尻尾をつかんで振り回している奴らもいる。
民度が低すぎる。

次回予告 アイドルイベント その4 
 

 
後書き
次回もお楽しみに 
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