八条学園騒動記
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第六百九十二話 カロリーを消費することその六
「僕達のところじゃそれがね」
「それが?」
「普通だからね」
「そうした場所だってことだね」
「そうなんだ」
「だから別になんだ」
「うん、僕にとってはね」
特にという口調で話した。
「白夜とかオーロラもね」
「珍しくなかったんだ」
「そうだったんだ、兎に角ね」
「カナダはそうした地域が多いんだね」
「どの星でもね、そうした環境だから」
そこで暮らしているからだというのだ。
「食べものはね」
「カロリーが高いんだ」
「そうだよ」
そうなっているというのだ。
「これがね」
「そういうことだね」
「うん、そしてね」
「そして?」
「飲んで外に出たら」
その時はというと。
「それで寝たら」
「ああ、凍死だね」
「だから飲んだらね」
酒をというのだ。
「カナダ人は外から出ないんだ」
「お家で飲んだ時は」
「それでお店で飲んでも」
この時もというのだ。
「すぐにね」
「お家に帰るんだ」
「タクシーとかでね」
「さもないと途中で寝て」
「凍死するから」
「それロシアでも聞くね」
「あそこは連合一お酒が好きな国じゃない」
このことでは定評がある。
「アンネットでもそうだね」
「よく飲んでるね、確かに」
「仕事中に飲んでもだよ」
ロシアではというのだ。
「いいしね」
「あの国だけはそうだね」
「連合ではね」
「エウロパでも朝から飲むね」
「あそこはね」
連合の敵であるこの国がというのだ。
「ジュース感覚でね」
「お酒飲むそうだね」
「ビールやワインをね」
「そうだね」
「それでロシアも」
今話しているこの国もというのだ。
「寒いからね」
「そうしているね」
「寒さ凌ぎに」
その為にというのだ。
「あちらでもね」
「そうしてるね」
「さもないとね」
「あの国ではやっていけないね」
「お酒を飲むなと言ったら」
ロシアではというのだ。
「その政権終わるらしいよ」
「そうなんだね」
「どんな政権もね」
ロシアではというのだ。
「それを言ったらおしまいらしいから」
「それは凄いね」
「ロシアで一番嫌われる政治家は」
それはというと。
ページ上へ戻る