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八条学園騒動記

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第六百九十一話 それぞれの鱒料理その九

 ビールのつまみにもした、そこでだった。
 ベンは黒ビールを飲みつつ笑顔で言った。
「いや、鯨とビールの組み合わせもね」
「いいね」
 トブも楽しみつつ話した。
「前から思っていたけれど」
「そうだよね」
「シーフードには白ワインで」
「僕達もよくその組み合わせを楽しむけれど」
「ビールもいいね」
「そうだよね」 
 ベンはジョッキでごくごくと飲みつつ応えた。
「これも」
「幾らでも飲めるね」
「そんな感じだね」
「いや、トマト美味しいわ」
 クララはこちらを楽しんでいた。
「身体にもいいし」
「このトマト質がいいけれど」 
 ベンは彼女にも応えた。
「何処のかな」
「日本産よ」
「そうなんだ」
「備前星系のね」
 こちらのというのだ。
「産でね」
「そうなんだ」
「はじめて買ってみたけれど」
「それで食べてみたけれどね」
「これがね」
 クララは嬉しそうに話した。
「美味しいわね」
「うん、かなりね」
「トマトってね」
 ケイトはさらに言った。
「何でも使えるのよね」
「お料理にね」
「そのまま食べてもいいし」
「そうそう、美味しいね」
「チーズにも合って」
「我が国でもよく食べるね」
「むしろ食べない国は」
 トマトをというのだ。
「連合じゃね」
「ないって言っていいね」
「もうね」
 それこそというのだ。
「トマトがあれば」
「それで何とかなる位だね」
「あと卵もあったら」
 トマトに加えてというのだ。
「それでよ」
「何とかなる位だね」
「それで今ね」
「僕達もだね」
「こうして」
 今の様にというのだ。
「楽しんでね」
「食べてるね」
「そうよ、それでね」 
 ケイトもビールを飲んで言った。
「我が国でもよ」
「トマトに卵はね」
「よく使うわ」
 料理にというのだ。
「どちらもね」
「そうだよね」
「エウロパでもよ」 
 連合の敵であるこの国もというのだ。 
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