超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~
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第二百六十四話 色川レオン その2
第二百六十四話 色川レオン その2
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
山神ムサシと色川ヨシノは、生命の断罪剣ライフセイバーと凍結の断罪剣ヘイルセイバーの連携攻撃により、快楽殺人鬼のパブリックモンスターである色川レオンを人間に戻すことに成功した。
しかし、全ての力を使い果たしたヨシノは気絶してしまう。
「ゔわあああああああああああああああああああああああああああッ‼」
そして、突如、奇声を上げた、山上ムサシの頭に、新たなパブリックモンスターの出現を知らせる『謎のイラスト』↓が、おぼろげながら受かんできた。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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背後から、誰かが進化したと思われるパブリックモンスターが突然、襲いかかってくる。
ヨシノと同様、満身創痍の俺は自分の死を覚悟する。
しかし、次の瞬間、横から入ってきたPGS(パブリックガーディアンズ)の霧原カイトが『極光拳』でパブリックモンスターを消滅させる。
「お前は!霧原カイト‼」
「負傷した色川ヨシノと、大量殺人鬼の色川レオンの回収に来た」
カイトは、パブリックモンスターの力を失い、茫然自失の状態で立ち尽くしているレオンの首をつかむ。
「なにするんですか!やめてください!」
「安心しろ、気絶させるだけだ...今はまだ、殺しはしない...」
「ちょっと待ってください!レオン君はもう、人間に戻ったんです!レオン君はPGSじゃなくて、警察で処罰するべきです!」
「コイツには色々と『聞きたいこと』があるんでね、悪いが色川レオンはPGSで管理させてもらう」
「『聞きたいこと』ってなんですか?」
「君は、この大量殺人鬼が両親を殺してから、どのようにして生活していたと思う?」
「そりゃあ、パブリックモンスターの力で、店を襲えば、食べるご飯には困らないと思いますけど...」
「ああ、その通りだ。しかし、我々、PGSはレオンの出現場所を特定できても、レオンの住んでいる場所までは特定できなかった、つまり、レオンには協力者がいる...」
「自我を持った快楽殺人鬼のパブリックモンスターを支援する者が、いるってことですか?」
「そういうことだ」
「ちなみに、PGSは最終的にレオン君をどうするつもりなんですか?」
「もちろん、情報収集の後に、処刑する」
「ちょっと、まってください!PGSの敵は人間じゃなくて、パブリックモンスターのはずです!」
「我々は、レオンに多くの仲間を殺された...それに、どうせ警察に捕まっても、レオンの死刑は確実だ、なら、だから我々PGSが処刑する...」
「レオンはヨシノの弟なんですよ!」
「そんなことはわかっている、しかし、刑務所暮らしによるストレスで、またパブリックモンスターになられても、困るんでな、レオンはPGSで処刑させてもらう」
PGSと車体に記された救急車が公園に入ってくる。
担架に乗せられた、ヨシノとレオンが救急車の中に担ぎ込まれる。
カイトが俺に忠告する。
「山神ムサシ、お前がライフセイバーでパブリックモンスターを人間に戻すのは勝手だ、しかし、この世界にストレスが存在する限り、人間は何度でも、パブリックモンスターになる、お前のやっていることは、ただの自己満足だ」
「そんなことない!ストレスに打ち勝つ強い心さえあれば、パブリックモンスターにならずに済むはずだ!」
「もっと現実を見ろォ!お前の言っていることはただの理想論だァ!」
何も言い返せない俺は、悔しかったので、とりあえず、カイトに向かって奇声を上げてみた。
「キィエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエーッ‼」
カイトが俺の前から姿を消した。
俺は学生寮の自室に戻る。
隣の部屋に住んでいる竹田が、なぜか俺の部屋で鍋を食っていた。
「おまえ、どうして、ここにいるんだよ!」
「お前、俺が鍋食ってるの見てわかんねぇのか!眼科行ってこいバカ野郎!」
時計を見る限り、今はまだ、授業中のはずだ。
次回予告 風見マイカ その1
後書き
次回もお楽しみに
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