おぢばにおかえり
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第七十三話 態度が少しその十
「新一君はちょっとね」
「喜び過ぎですか」
「傍目から見てね」
それでもです。
「白石さんや杉浦さんは当然な感じだけれど」
「僕が喜んでいることが」
「そうみたいだけれど」
「皆わかってくれてますか」
「皆?」
「いえ、こっちのお話で」
こう言って止めてきました。
「何でもないです」
「そうなの」
「はい、それでなんですが」
私にあらためて言ってきました。
「今日は産廃のあと回廊ひのきしんさせてもらうつもりです」
「毎日みたいにしてるわね」
「はい、いい運動にもなりますよね」
「汗かくからね」
回廊ひのきしんはです。
「カロリーも消費するわ」
「そうなんですよね」
「しかも新一君よく歩いてるしね」
おぢばのあちこちをそうしているを見ています。
「だから痩せるのね」
「かなり食べましても」
それでもとです、新一君自身言います。
「太らないです」
「食べてもその分動くとね」
「太らないですね」
「ええ、それでなのね」
「今日もです」
参拝をさせてもらった後はというのです。
「参拝させてもらって」
「回廊ひのきしんをさせてもらって」
「あとはお墓地ですね」
そちらに行くというのです。
「お昼食べるまでは」
「そうして過ごすのね」
「はい、あと色々歩きたいですね」
「何か休日いつもそうしてないかしら」
新一君はです。
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