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八条学園騒動記

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第六百九十話 カロリーは高いがその二

「焼いたらね」
「ステーキとかで」
「まだ匂いがあっても」
「おソースとかでね」
「消すね」
「そうそう」
「そのワイルドさがね」
 ケイトも話した。
「本当にね」
「我が国のお料理だね」
「ええ」
 ケイトは兄の言葉に頷いた。
「本当にね」
「そうだよね」
「そのワイルドさが」
 まさにというのだ。
「いいけれど」
「他の国の人達からはね」
「大雑把な匂い消しってね」
 その様にというのだ。
「言われるのよね」
「そうなんだよね」
「それがね」
 どうにもというのだ。
「気になるっていったら」
「なるね」
「オーストラリア人細かいことは気にしないけれど」
「小さいこともね」
「そうしたことはね」
「一切気にしないことが」
 ベンは笑って話した。
「僕達の長所だね」
「そのうちの一つよね」
「そうだよね」
「だからね」
「お料理のこうしたことも」
 その匂い消しのというのだ。
「それもね」
「あまりよね」
「気にしてないね」
「美味しいから」
 ケイトはそれでと話した。
「もうね」
「それでいいね」
「そうそう」
 クララがまた言って来た。
「そうだからね」
「いいんだよ」
「その匂いも消えてるし」
「それならね」
 つまり目的を達しているならというのだ。
「もうね」
「いいよ」
「もうそれで」
「それをとやかく言うのは」
 それはというのだ。
「小さいよ」
「細かいわよね」
「そうしたことを言うと」
「オーストラリアだとね」
「嫌われるよ」
「それが一番ね」
 そうしたことを言うことがというのだ。
「重箱の隅を突く様な」
「そうしたことがだよ」
「そう、そして中央政府はね」
「時々そうしてくるね」
「もうオーストラリア相手だと」 
 その時はというのだ。
「中央政府はね」
「そうして攻めて来るよね」
「アメリカや中国もで」
「特に日本はね」
「オーストラリア相手にする時は」
 今自分達がいる国の政府はというのだ。 
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