| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

八条学園騒動記

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六百八十九話 作って食べるとその六

「パフェでも」
「そうだよね」
「またそれがね」
「美味しいからね」
「そうよね」
 兄にまた応えた。
「これが」
「けれどカナダだとね」
「パフェにもよね」
「この前トム達パフェも作ってたけれどね」
「メイプルシロップかけてたのね」
「それもたっぷりとね」
「そうだったのね」
「もう底の方がね」
 パフェを入れたガラスの容器のというのだ。
「メイプルシロップがね」
「溜まってたとか?」
「そうなってたよ」
「それはかなりね」
「量もあったけれど」
 そのパフェはというのだ。
「それに加えてね」
「メイプルシロップが溜まっての」
「そうなってたんだ」
「そこもカナダね」
「僕も思ったよ」
「あれかな」
 トブはどうかという顔になって兄に述べた。
「パンケーキは一番下の段のまで色が変わる位に」
「メイプルシロップをかけるよ」
「やっぱりそうなるんだ」
「そこまでかけないと」
 そうしないと、というのだ。
「カナダではね」
「スイーツじゃないんだ」
「寒いし」
 このこともあってというのだ。
「尚更ね」
「たっぷり使うんだね」
「そうするよ」
「そうなんだ」
「気候はね」
 この要素はというのだ。
「お料理にはね」
「大きいんだ」
「そうだよ、寒いとね」
 そうであるならというのだ。
「今お話してるみたいにカロリーが高いのがね」
「いいね」
「そういえばロシアの民話でも」
 古いそれでもというのだ。
「脂肉とかね」
「食べるんだ」
「それがいいお肉だってね」
「なってるんだ」
「だからカナダだってね」
「スイーツにだね」
「メイプルシロップをだよ」
 これをというのだ。
「たっぷりとね」
「かけるんだね」
「そう、そしてね」
 それでというのだ。
「熱いものもね」
「食べるんだ」
「例えば韓国料理なんか」
「あそこ熱いものばかりでしょ」  
 クララが応えた。
「辛くてね」
「そう、焼くか煮るかね」
「どっちかよね」
「それもね」
「あの国が寒かったから?」
「それで思いきり辛くして」  
 唐辛子でというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧