| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

イベリス

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八十八話 合宿を過ごしてその十

「その政治家さん見てよ」
「東大法学部首席で出て」
「弁護士になってよ」
「あの人ってわかるわね」
「でしょ?女の人でね」
「あの人ね、私もね」
 咲もだった。
「あの人見てるとね」
「学校の勉強出来てもでしょ」
「馬鹿だってわかるわ」
「それで野党の政治家さん達なんて」
 今度は彼等の話をした。
「一番大きな野党ね」
「あそこも変な人ばかりよね」
「いい大学出てる人ばかりでも」
 このことは事実でもというのだ。
「東北大出ても青学でも早稲田でもね」
「あれな人ばかりね」
「本当に学校の成績ではね」
「そういうの決まらないわね」
「特にあの白い服が好きで黒髪ショートの」
「ああ、駝鳥に無理に人の歯くっつけたみたいな顔の」
「あの人なんてね」
 特にというのだ。
「酷いでしょ」
「あの人性格もね」
「どう見てもでしょ」
「お世辞にもだし」
「そうした人達はね」
 まさにというのだ。
「いい大学出ても馬鹿で性格はね」
「もっと関係ないわね」
「あの政党の人達って頭の出来だけじゃなくて」
「性格の方もね」
「問題ある人多いわね」
「底意地悪いっていうか卑しいっていうか」 
 そうしたというのだ。
「酷さ感じるでしょ」
「あそこの人達はね」
「国会でクイズやる人とか」
「あっ、その人は」
「どうしたの?」
「お話に出したらよ」 
 咲は友人として話した。
「訴えられるらしいわよ」
「嘘でしょ」
「それが嘘じゃなくて」 
「本当なの」
「言い間違い指摘したら」
「それ普通でしょ」
「けれどそれでよ」
 ネット上でそうしたらというのだ。
「訴えるとかね」
「言ってくるの」
「それも弁護士さん出して」
「うわ、それはないわ」
 同級生もそれには驚いて言った。
「流石に」
「そうよね、けれどね」
「言うとなの」
「そうしてくる人だから」
「言えないのね」
「私達高校生がこうしたお話して」
 学校の中でというのだ。
「間違ってあの人の耳に入ったら」
「言ってくるのね」
「そうみたいだから」
「酷いわね」
「けれどそんな人がよ」
 咲は顔を曇らせて話した。
「国会にいるのよ」
「よく政治家が権力濫用するとかね」
「漫画であるわよね」
「漫画の悪い政治家さんの常だけれど」
「こうした人もいるのよ」
 実際の世の中にもというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧