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八条学園騒動記

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第六百八十七話 カナディアンサンドイッチその十一

「そうでしょ」
「五本の矢だったね」
「五つの家が力を合わせて」
 ロスチャイルド家のだ。
「やってきたから」
「今も存在していて」
「そしてよ」
 そのうえでというのだ。
「連合でも有名なね」
「富豪だね」
「そうなっているのよ」
「皆が力を合わせると強いね」
「エウロパの連中は連合市民は衆愚って言うけれど」
 それでもというのだ。
「実際はね」
「違うよ」
「そうよ、だからエウロパ戦役でも勝ったのよ」
 先の連合とエウロパの戦争でもというのだ。
「連中の戦力は十億でね」
「こっちは六十億向けてね」
「圧勝したでしょ」
「そうだったね」
「それは六十億がよ」
 その連合軍がというのだ。
「一つになったからよ」
「勝てたんだね」
「確かに装備もよかったけれど」
 これは連合の技術が遺憾なく発揮されてのことだ、エウロパと比べて数百年の開きはやはり大きかった。
「それ以上によ」
「団結なんだ」
「私はそう言いたいわ」
「六十億の戦力を動員して」
「その人達が一つになったからよ」
 それ故にというのだ。
「勝てたのよ」
「それでだね」
「私達カナダ人もね」
「百億で一つになって」
「そうしてよ」
「宣伝したらだね」
「カナダをメジャー国家にすることも」
 まさにこのことをというのだ。
「適えられるわ」
「そうなんだね、それじゃあ」
「これからもね」
「やっていくことだね」
「私達もね」
 トムに笑顔で話した、そうしてだった。
 三人で動画の宣伝をしていった、この動画が後にユーチューブのカナダ人が運営しているチャンネルでもかなりの人気になりカナダの宣伝に貢献することになるがそれはまた後の話である。それまでの話である。


カナディアンサンドイッチ   完


                     2022・10・9 
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