| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生とタキタロウ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第十幕その六

「それが犯罪にならなくてもね」
「例え前科がつかなくても」
「人は見てるし」
「悪いことをする人だって」
「そう認識するから」
「そうもされるよ、だから気をつけないとね」
 是非にというのです。
「僕達も」
「全くだね」
「そこは気をつけないとね」
「私達にしてもね」
「そんな人達を見たら」
「駄目だと思う人を見たらそうはならないと思ってね」
 そうしてというのです。
「反面教師にすべきだよ」
「全くだね」
「そんな人達を見たらね」
「ああはなるまい」
「そう思ってね」
「反面教師にすべきだね」
「いい人はそのままお手本にしてね」
 そうしてというのです。
「悪い人はね」
「お手本とは逆で」
「反面教師だね」
「そうあるべきだね」
「そうして自分はそうあろうと努力すべきだよ」 
 こうお話してでした。
 先生は紅茶を飲んでまた言いました。
「努力していったらよくなるからね」
「人も生きものも」
「誰だってね」
「最初は何も出来なくても」
「出来る様になるね」
「努力していけば」
「だからね」
 それ故にというのです。
「僕達もそうしていこうね」
「そうだね」
「努力していこう」
「そうしていきましょう」
「努力しないと何にもなれないけれど」
「努力していけばなれる」
「何にでもね」
 こう皆にです、先生は言いました。
「成長は無限に出来るしね」
「限りなくよくなる」
「努力していったら」
「そうなるのね」
「お空に限りはなくてね」
 それでというのです。
「宇宙まで続いているね」
「そうだね」
「天井には限りがあるけれどね」
「お空には限りがないわ」
「何処までも続いているよ」
「それと同じだよ、命あるものの成長もね」
 これもというのです。
「生きている限り続けられるから」
「無限と言っていいね」
「命ある限りで」
「宗教によっては生まれ変わりもあるし」
「また次の人生で努力して成長出来るし」
「そう考えると無限ね」
「生まれ変わり、転生はインド等からはじまった考えで」 
 先生はこちらのお話もしました。
「仏教にもあってそこから日本にも入ったね」
「そうよね」
「キリスト教には基本ない考えだけれど」
「それでも日本やインドにあって」
「命は何度も生まれ変わるね」
「その中で無限に努力してね」 
 その様にしてというのです。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧