| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生とタキタロウ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第九幕その三

「目撃も研究も少なく進まないよ」
「そうなるね」
「残念だけれど」
「どうしてもね」
「そうなんだ、それは仕方ないよ」
 先生はパンケーキを食べながらお話しました、生クリームをたっぷりと乗せたそれもかなり美味しいです。
「そこを敢えて入って学んでいくことも学問にしてもね」
「今の先生達もそうだよね」
「実際に」
「ここまで来て調査しているね」
「学問の為に」
「そうしているけれどね」
「いつも来るなんて出来ないからね」 
 どうしてもというのです。
「現地の大学でもちょっと来にくい場所だしね」
「キャンプ場にもなってるけれど」
「それでもね」
「確かにいつも来られないよ」
「この辺りは」
「そうした場所だということもね」 
 先生はさらにお話しました。
「タキタロウが発見されにくい理由だよ」
「そしてよくわかってなくて」
「未確認動物となっているね」
「いることは間違いなくても」
「そういうことね」
「目撃例があって魚群探知機に反応があって」 
 そうしてというのです。
「食べた人がいて剥製があってもだよ」
「殆ど発見されていなくて」
「よくわかっていないから」
「そうなっているのね」
「そうなんだ、ただ漫画にも描かれているんだ」  
 先生はこのお話もしました。
「タキタロウは」
「前にそんなお話したかな」
「タキタロウについて」
「ビワコオオナマズもそうで」
「タキタロウもだね」
「釣りキチ三平っていう漫画でね」
 この作品でというのです。
「描かれていたんだ」
「成程ね」
「漫画に描かれる位に有名なのね」
「タキタロウってそうなんだ」
「有名なお魚なんだ」
「知っている人にはね。ちなみに矢口高雄という人が描いた作品だけれど」
 ヨーグルトケーキを食べてからお話しました。
「この人はツチノコも目撃したそうだよ」
「えっ、それは凄いね」
「ツチノコを見たなんて」
「日本で一番有名な未確認動物の一つだね」
「クッシーやヒバゴンと並ぶ」
「そうした生きものだね」
「その噂を聞いていたら不思議な生きものだよ」
 ツチノコはというのです。
「太い棒みたいな形で尻尾の先だけが細くてね」
「ちょっと蛇の形じゃないね」
「蛇っていうけれど」
「どうしても」
「身体を縦に動かしてそれでジャンプ出来て」
 このこともです、先生はお話しました。
「いびきをかいてお酒も飲む」
「蛇の習性じゃないよね」
「身体を縦に動かしたりね」
「いびきをかくことも」
「お酒は日本では蛇は酒好きって言うけれど」
「大酒飲みの人をうわばみって呼ぶ位だし」
「実際には飲まないしね」
 蛇はというのです。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧